令和元年のパーフェクト投手は? 「令和の10番」は? プロ野球&サッカー大予想

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「ミスター・パーフェクト」こと槙原寛己(元ジャイアンツ投手)がカープを相手に完全試合を達成したのは、平成6年(1994年)5月だった。以来、25年もの間、日本のプロ野球界でこの記録は誰も成し遂げていない。では、令和に代わって野球ファンは完全試合を見ることが出来るのだろうか。

「正直、現代の野球で完全試合をやるのは99%無理といっていい。昔に比べてボールが飛ぶようになり、バットに擦っただけで本塁打になってしまう時代ですからね」

 そう言うのは野球評論家の張本勲氏である。が、そんな「打高投低」の球界にあって可能性を見いだせる投手はといえば、

「一番有力なのはソフトバンクの千賀滉大。彼はカウントを取りにいくフォークと、三振を取るための落差の大きいフォークの2種類を持っている。これがハマれば、ひょっとするかもしれません」(同)

 さらに、もう1人の有力候補が楽天の則本昂大だ。

「則本の直球は打者の手元で微妙に揺れる。それで内野ゴロの山が築ければ、奇跡が起きるかも」(同)

 一方、同じく野球評論家の江本孟紀氏が挙げるのはやっぱり巨人のエースだ。

「菅野智之は、完全試合をやるための絶対条件とも言えるコントロールが抜群。それでいて球速もあるし、打者のタイミングを外して打たせる投球も出来る。日本でパーフェクトに一番近い存在です」

 野球ファンは四半世紀ぶりの大記録を待っている。

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