「北村一輝」のマドラスカレーが話題、俳優が経営に関わる飲食店は実は少ないというデータ

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飲食店経営と俳優の“相性”

 北村一輝の「大阪マドラスカレー」はオープン直後ということで、まだ食べログの評価は定まっていない。半年後、1年後、2年後にどのような点数になっているのか、ファンならずとも興味が湧くだろう。

 また、こちらの表で説明が必要なのは、西山浩司(58)と森次晃嗣(76)の2人かもしれない。西山は80年代の人気番組「欽ドン!」(フジテレビ系列)の「良い子・悪い子・普通の子」で大ブレイクした「ワルオ」だと言えば、少なくとも40代以上は「あ!」と膝を叩くに違いない。

 番組の人気から「イモ欽トリオ」が結成され、1981年にはシングル「ハイスクールララバイ」がリリースされ、大ヒットを記録した。ちなみに作詞は松本隆(69)、作曲は細野晴臣(71)という豪華なメンバー。現在の西山はテレビドラマなど、脇役を堅実にこなして高い評価を受けている。

 森次は67年、オーディションに合格して「ウルトラセブン」(TBS系列)の主役、モロボシ・ダンを演じて人気者になった。ジョリーシャポーは88年ごろにオープン。息の長い商売は特筆すべきものがあり、そろそろ“老舗”と呼ばれてもおかしくない時期に入ってきた。

 最後に47店舗のうち、芸能人の“職業”で分類を行い、割合を出してみた。円グラフでご覧いただきたい。

【1】芸人(34%)、【2】広義のタレント(30%)、【3】歌手や作曲家などの音楽関係(19%)、そして【4】俳優(17%)という順位になった。北村一輝のカレー店が多くの注目を集めたのは、飲食店を経営する俳優が少ないということも影響を与えたのかもしれない。

「ただ注意すべきは、文字通り“一将功成って万骨枯る”の世界だということです。数年前に華々しくオープンし、多くのメディアに報じられても、気がつけば閉店・倒産という事例は、掃いて捨てるほどあります。安定した副収入を求めて飲食店の経営に携わったのに、あてがはずれた芸能人も少なくないのです」(同・芸能担当記者)

 最初の表で言えば、生稲晃子(50)がテレビに出演し、自身が経営するお好み焼きの店「佐吉」について、「赤字でもなければ、儲かってもない、ギリギリの状態」だと明かしている。やはり好きでなければ、長続きしない世界なのかもしれない。

週刊新潮WEB取材班

2019年4月20日掲載

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