「のん」こと能年玲奈、“東北”ではなく“兵庫愛”前面押しのご当地アイドルに

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どっちが地元?

 が、出身地を明かした17年に写真集の撮影で〈神河町に10年ぶりに帰省〉(同町HPより)したそうだから、やはりその「愛」に唐突な印象は否めないのだ。

 朝ドラ主演女優の現状について、民放の制作スタッフは手厳しい。

「独立騒動から4年が経っても、元所属事務所とは和解に至っていません。そのせいで、在京キー局としては“使いづらい女優”という扱いです。一時は、低視聴率に喘ぐ大河ドラマ『いだてん』への起用も取り沙汰されましたが、正直、テコ入れになるとは思えない。彼女と同い年の“華の93年組”でも、有村架純や吉岡里帆からは水をあけられている。何より、出身地のローカルCMしか話題にならないのは女優としての仕事がないことの証左です」

 さらに気になるのは、のん本人がもうひとつの「地元」と語る東北の存在だ。

 実は、現在も彼女が出演する岩手銀行のテレビCMには、〈この街で、一緒に生きていく〉というテロップが流れる。一方の神戸新聞のCMコピーは、〈この街が好き。この街で生きる〉。

 余計なお世話かもしれないが、どの事務所で芸能活動を続けるかはともかく、「どの街で生きる」のかくらいはハッキリさせてほしい。

週刊新潮 2019年4月18日号掲載

ワイド特集「散るぞ悲しき」より

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