「令和」発表で芸能人が便乗商法、5月1日にテレビ局が仕込む“第1号企画”は……

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次の大騒ぎは5月1日午前0時から

 テレビ業界、特に民放キー局にとって「令和」は、格好の“ネタ”である。「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らな損々」を地でいく“仕掛け”が随所に見られた。民放キー局の関係者が解説する。

「TBSは2010年から『警視庁機動捜査隊216』を沢口靖子さん(53)の主演で放送しています。当初は2時間ドラマ枠でした。そして4月1日に第10作目が20時から放送されたのですが、ドラマの終盤にモト冬樹さん(67)が『元号も平成から令和に変わるわけだし』というセリフを喋り、これも大きな話題になりました。モトさんは翌2日にブログで裏話を公開。映像を差し替える暇はないので、音声だけを再録音して編集したことや、菅官房長官の発表が午後だと間に合わなかったといったことを明かし、これも反響をよんでいました」(同)

 バラエティも負けてはいない。4月1日に放送された「人生が変わる1分間の深イイ話」(日本テレビ系列・月曜21:00〜21:54)も「令和」や「令和時代」とのナレーションが流された。

 新元号発表の次は施行だ。令和時代は5月1日午前0時に幕を開ける。民放キー局からすると、まずは朝の報道・情報番組が腕の見せどころだろう。

「結婚で“便乗”する芸能人がいると、非常にありがたいですね。午前9時に役所に婚姻届けを出してもらい、お昼前に神社で挙式。夕方から披露宴を開いてもらえば、その都度、生中継が可能になります。病院の産科にカメラをお邪魔させていただき、令和生まれの新生児を紹介することも考えるでしょう。ディズニーランドとシーは中継ポイントになるかもしれません。令和の初日なら、ギネス記録に挑戦するだけでも報道の対象になります。これからテレビ各局とも、会議などで知恵を振り絞ることは確実です」(同)

 この関係者によると、おめでたい話だけでなく、「令和で最初に離婚する芸能人」などもリサーチの対象となるという。

 昭和から平成の改元は、崩御という喪に服す中で行われた。一転して、平成から令和は祝賀ムードで進行中だ。テレビは時代を映す鏡。制作スタッフは全力ではしゃぎ、それが令和の歴史として刻まされることになる。

週刊新潮WEB取材班

2019年4月17日掲載

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