元「双羽黒」北尾さん逝去 一人娘が振り返る“空白の15年”

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 この人ほど、破天荒という言葉が相応しい人もいないのではないか。現役横綱「双羽黒」のまま廃業すると、その後、プロレスラー、総合格闘家など職を転々とした北尾光司氏(享年55)。しかし、ここ15年ほど、表舞台には姿を見せなくなっていた。一体、何をしていたのか。亡くなるまでの「空白期間」を、美人と評判の一人娘(24)が明かす。

 北尾氏が人生の幕を閉じたのは2月10日のこと。慢性腎不全を患っていたという。納骨を済ませたところで、3月29日、妻で精神科医の淑惠さんが死去を明らかにしたのである。

 北尾氏は型破りな横綱だった。22歳11カ月の若さで横綱に昇進したものの、わずか8場所目に師匠・立浪親方とちゃんこの味付けなどを巡って対立し、脱走騒動を起こした。そのまま角界から引退し、プロレスラーとしてデビュー。その後、総合格闘家に転身するも長続きはしなかった。

 最後にその動静が伝えられたのは、2003年、代替わりした立浪部屋のアドバイザーに就いたことだった。しかし、立浪部屋に出入りしていたのは、ほんの短い期間。それ以降の15年ほど、「空白期間」が続いていたのだ。

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