空海が「仏像曼荼羅」に込めた「美」と「思い」:特別展「国宝 東寺」

社会Foresight 2019年4月11日掲載

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 現在、上野の東京国立博物館(東博)平成館で、特別展「国宝 東寺 空海と仏像曼荼羅」が開催中だ(6月2日まで)。京都・東寺に伝わる彫刻絵画、書跡、工芸など密教美術の精華が一堂に会している。

 中でも圧巻なのは、東寺講堂の仏像曼荼羅21体のうち国宝11体、重要文化財4体が集結したことだ。しかもそれらのほとんどが講堂と同じ配置で陳列され、弘法大師空海(774~835年)の構想をほぼ忠実に再現している。

 空海はなぜ、この「仏像曼荼羅」を遺したのか。なぜ美術でなければならなかったのか。...

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