沢尻エリカ「別に」騒動から12年、NHK大河初抜擢も変わらぬ「自己チュー」ぶり

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キワモノ扱い

 芸能レポーターの城下尊之氏の話。

「“別に”騒動後間もなく、沢尻は22歳年上でハイパーメディアクリエイターの高城剛と結婚し、余計に“キワモノ扱い”されることになりました。転機は、12年公開の映画『ヘルタースケルター』。彼女はヌードを披露し、体当たりの演技が評価されて、そこから次第に仕事が増えていったのです」

 14年には、ドラマ「ファースト・クラス」の主役に抜擢されている。

「沢尻のイメージは完全には回復しておらず、当初、制作スタッフはビクビクしながら接していたそうです。でも、いざ撮影が始まると演技は素晴らしいし、スタッフへの対応も問題はなかった。ドラマも上々の評価を得て、それ以降、前と変わらないくらいに主役級を任されるようになりました」(同)

 その結果、ようやく大河ドラマに初抜擢されたのである。

 作家の麻生千晶氏に沢尻評を聞くと、

「沢尻さんは、ただのかわい子ちゃんではなくて、知的なもの、儚げなものも表現できる演技力をお持ちです。“別に”の問題については、会見であのように振る舞ったのはドジだったと思います。しかし、往々にして、若いときってそういうことがあるのではありませんか。大切なのは、傲慢であることに気づけるかどうかです。彼女はあの騒動で総スカンを喰らい、傲慢であることに気づきました。だからこそ、いまの活躍があるのでしょう」

 しかし、三つ子の魂百までというから、いつ油断が生じないとも限らない。沢尻は、「腹の虫」を抑えておくことができるか。

週刊新潮 2019年4月4日号掲載

ワイド特集「櫻の樹の下には」より

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