「下平さやかアナ」が夫・長野久義のために広島に移住 慌てたテレ朝が考えた苦肉の策

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フリーアナの重用

 他局ディレクターは言う。

「なんだか視聴者に向けたというより、社員や業界に向けたメッセージのようにも聞こえましたね。この前の番組『羽鳥慎一モーニングショー』では宇賀なつみアナ(32)の番組卒業とテレ朝退社の挨拶が行われたばかりでした。下平は辞めないと連呼することで、局アナが次々と辞めていくような印象を薄めたかったのかもしれません」

 この3月でテレ朝を退社するアナウンサーは宇賀アナと小川彩佳アナ(34)である。

「17年5月に結婚した宇賀アナの場合は、フリーとなる4月以降も『池上彰のニュースそうだったのか!!』(テレ朝系)の進行を続けるだけでなく、初の冠レギュラー番組『川柳居酒屋なつみ』(同)も担当するので円満退社です。しかし、小川アナの場合は違います。入社5年目で『報道ステーション』のサブキャスターに抜擢され、メインの古舘伊知郎(64)さんや富川悠太アナ(42)を支えてきましたが、昨年9月に突然降板。インターネット放送の『AbemaPrime』(AbemaTV)のメインキャスターの就任したものの、退社することになった。テレ朝はいまだに“結婚を機に退社”というばかりで、一部で既報の『NEWS23』(TBS系)のメインキャスターへの就任については言及していません。ライバル局の夜のニュース番組への移籍は、テレ朝的には大問題。小川アナがテレ朝での自分の処遇に不満だったことが退社の理由でしょう」(同・他局ディレクター)

 テレ朝では、局アナがいくら頑張ってもフリーアナが重用される傾向がある。「モーニングショー」の元日テレ・羽鳥慎一(47)しかり、「報ステ」は「ニュースステーション」の頃から元TBS・久米宏(74)であったし、古舘と徳永有美(43)は元々テレ朝とはいえ、退社してフリーになった人である。

「当然、フリーになった人は、ギャラだって高いわけですよ。局アナなら給料だけで済むところを、わざわざ高い金を払ってフリーアナを呼んでくる社の姿勢に、局アナたちは不満があるんです。『報ステ』は局アナの富永アナをサブに、徳永アナをメインに持ってこようとしているとまで言われています。まあ、すでに番組上、立場は逆転していますが……。そんな中、下平アナにまで辞められたら、テレ朝の面目は丸つぶれですから」(同・他局ディレクター)

 下平アナは辞めない、と繰り返していたが。

「実を言うと、最初、彼女は休職を願い出たそうです。自身のブログでは〈月曜から金曜はお昼のニュース、土曜日にはAbemaTVで「みのもんたのよるバズ!」と週に6日の生放送を担当して、ほかにも、楽しくて仕方ない「じゅん散歩」のナレーション録りがあったり、とても充実した日々を送ってきました。でも、この生活をしながらだと広島と東京の往復は日帰りでせねばならず、移動に8時間、滞在は4~5時間が限度〉(3月28日付)と説明していました。そこで、当初は休職して、その後のことは追々考えようとしていたそうです。もちろん、そのまま退社の可能性もある。テレ朝とすれば、これ以上、人気女子アナが辞められたら困る。それもあって、とにかく今、休職するのはやめてほしいと引き止めたわけです」(同・他局ディレクター)

 その結果、下平アナは広島に移住するものの、平日毎朝のニュースはやめて、基本的に土曜に出社して「みのもんたのよるバズ!」と、ナレーションのみ担当する「じゅん散歩」の収録をすることになったという。

 これも働き方改革の一環ということか。テレ朝に聞いてみると、

「ブログに書かれていることが全てです。社員に関する詳細につきましては従来お答えしていません」(広報部)

 ちなみに、テレ朝は局アナ重用をアピールするためか、先の「ワイド!スクランブル」は4月1日より「大下容子ワイド!スクランブル」に変更した。

週刊新潮WEB取材班

2019年4月3日掲載

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