「イチロー」打率0割台に、東京ドーム開幕戦が“引退興業”になる!?

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 3月20日、21日に東京ドームでアスレチックス対マリナーズのメジャー開幕シリーズが開催される。

 21日には、西武から移籍した菊池雄星(27)が登板する見込みだ。

「はっきり言って“他の投手が投げたがらなかったから”なんですけどね」

 とスポーツ紙メジャー担当記者が語る。

「彼らは東京で公式戦2試合を戦った後、アメリカに戻って28日にアメリカでの開幕戦を迎える。なので、特に投手は調整が大変です。でも雄星は、勝手知ったる球場でデビューできたら、むしろウェルカムでしょう」

 そんな雄星以上に注目を集めているのが、イチロー(45)だ。誰も大きな声で言わないが、おそらくこれが彼の“引退興行”になる。

 2018年5月、球団はイチローをシーズン終了まで選手として起用しないと宣言し、代わりに会長付特別補佐に祭り上げた。

 そして、現地紙「シアトル・タイムズ」によると、

〈球団はイチローと、春季キャンプの招待選手とし、3月の日本での開幕戦に帯同させることで合意した〉(昨年10月2日付)

 両者にとって東京開幕戦は特別なものであることがうかがえる。

 もっとも、メジャー研究家の友成那智氏によると、

「オープン戦のイチローは、彼らしくない空振りが多く、打率は0割8分7厘(3月11日現在)。スイングが遅くなり、速球では差し込まれるシーンが目立ちます」

 このまま東京でも結果を出せないことになるのか。

「ア軍の1、3塁手はメジャーきっての名手なので、得意のセーフティバントも難しそうですしね。ただ、先発投手陣は速球派がいないので、案外ヒットが打てるかもしれません」(同)

 散り際は美しくあってほしいものだが――。

週刊新潮 2019年3月21日号掲載

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