「河野太郎外相」、本会議中にこっそり読んでいた本は…

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 空席がちらほら目立つ衆議院議場。そんな中、議席にどっしりと腰を据えているのは、河野太郎外相。でも視線は中央の演壇ではなく、手にしている本に注がれている。

 3月1日の午後に開かれた衆院本会議での光景である。厚労省の毎月勤労統計の不正問題を巡って、この日の午前、野党は根本厚労相の不信任決議案を提出。採決の前の討論が行われている真っ最中なのだが、

「野党議員が演説している間、寝る議員、スマホをいじる議員、隣の麻生(財務相)さんのようにおしゃべりする議員と、ひどかったですよ。“どうせ否決されるんだから”とハナから話など聞かず、やりたい放題でした」(国会担当記者)

 かくして各々お楽しみタイムを過ごしていたわけだが、中でも河野氏の読書は、異彩を放っていた。

「読んでいたのは、日本語の本ではなく、洋書のペーパーバックだったのです」(同)

 写真をよく見ると、本の背表紙にはDICK FRA……の文字が。

「そこから察するに、イギリス人作家のディック・フランシスの小説ではないでしょうか」

 とは、永田町関係者。

「というのも河野さんは以前、この作家が好きであるとツイッターで公言していましたから」

 ちなみにディック・フランシスといえば、競馬と絡めたミステリーの名手。さては河野氏が読んでいたのも、そうした類いの小説か。これも一興と事務所に問い合わせるも、期限までに回答はもらえなかった。

 むろん読書習慣は素晴らしいが、御本業の場ではないところで、ぜひお願いしたい。

週刊新潮 2019年3月14日号掲載

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