「綾瀬はるか」に生歌のウルトラCも不発… 低視聴率に喘ぐ「いだてん」PR狂騒

エンタメ2019年3月13日掲載

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 いよいよ次回からはストックホルムでの日本選手団の奮闘が始まるので、より多くの皆様に楽しんでいただけたら――。3月7日の定例会見で、NHKの上田良一会長は大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」についてこう述べた。が、願いはむなしく、3日後に放送された第10話の平均視聴率は、なんと8・7%……。直近4話で踏ん張っていた9%台をついに割ってしまった(視聴率はすべてビデオリサーチ調べ:関東地区、以下同)。

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 その敗因については、これまでにも記事をいくつか報じてきた。1月20日配信の「大河『いだてん』が早くもピンチ “近現代”と“オリジナル脚本”はコケるのジンクス」では、1964年の東京五輪開催に至るまでを描く本作の時代設定、そして宮藤官九郎の描き下ろし脚本という要素が、過去の大河の“負けパターン”に当てはまると分析した。さらに、1月31日号の本誌(「週刊新潮」)記事では、作品特有の登場人物の多さ、テンポの速さに従来の大河ファンが付いていけていない、といった識者の“読み”を紹介してもいる。

 他のメディアにもこうした分析記事は散見されるが、NHKにしてみれば「ダメなのはわかったので改善案をください」といった心境だろう。打開策として“番宣”に力を入れはじめたのだが……その矢先に飛び出したのが先の8・7%という数字だった。

「NHKの番宣強化は、2月10日放送の第6話で初のひとケタをマーク(9・9%)をした頃からはじまった印象がありますね。その3日後の会見で、放送総局長が『PRとか解説番組とか、いろいろな形で補強して……』と“テコ入れ”について正直に語っていたくらいですから。思えば、その前の8日に放送された『あさイチ』でのPRっぷりもすごかった。三島弥彦を演じる生田斗真がゲストで登場したのですが、フジテレビアナの弟(竜聖)がVTRで出演したり、『憧れの先輩はSMAP』なんてジャニーズ話をさせたり。とにかく話題になってほしい感がありありでした」(テレビ局関係者)

 話題になってほしい、という気持ちが透けて見えたのは、3月5日にNHKが発表した「いだてん」追加キャストについても同様だったという。この日に行われた会見では、寺島しのぶ、黒島結菜、菅原小春、柄本佑、板尾創路、夏帆、イッセー尾形の7人の起用が明かされたのだが、

「ダンサーの菅原が呼ばれたのには、年末の『紅白』パフォーマンスが評価されたという側面もあるでしょう。とはいえお茶の間、とくに大河を熱心に観る世代には“誰?”となってしまうのでは。その他も決して悪い役者たちではないですけれど、とくに意外性はない。それでもNHKは、スポーツ紙を始めとした媒体への“書いてくれ”“取り上げてくれ”攻撃がすごかったと聞きます」

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