バナナマン日村「母親」が選挙に出馬!? 相模原市で息子とそっくりなポスターが話題

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ポスターは3バージョンある

 早速、市内にある本村元議員の事務所を訪ねた。

「ええ、確かに一緒に写っていただいているのはバナナマンの日村さんのお母さんです。本村が市長選への立候補を表明した1月半ばに作成したものです。今回、無所属からの出馬ということで、本村には政党も党首も付いていません。そこで、市民の皆様の中から笑顔の素敵な方として、日村さんにもお願いしました」(女性秘書)

 他にも一緒に写った方がいる?

「そうなんです。公職選挙法では、任期満了の6カ月前から候補者のみの単独ポスターは禁じられています。ですから元々あった単独ポスターから、政治活動としての2連ポスターに変えていったのです。ただ、なにぶん急な話でしたので、最初の2連ポスターに本村と一緒に写ったのは、実は私なんです」(同・女性秘書)

 秘書と一緒のポスターも、これまた珍しい。さらに、もうひと方、地域防災ボランティアの男性と並んだバージョンもある。いずれも2021年4月17日に開催予定の演説会のためのポスターであるが、これは何処も同じこと。

「全部で4000枚程度。私のは200枚程度で、残りの半分以上は日村さんだと思います」(同・女性秘書)

 バナナマン日村は相模原市育ち。やはり彼の地元ということで、母親の知名度は高いのだろうか。

「いえ、そんなことはないと思います。保育士として働かれている本当に一般の方ですから。でも、相模原に日村さんのご実家があるということは知られているので、ポスターをご覧になって、『お母さんが出馬するの?』『本村の後継が日村さんのお母さん?』などと勘違いされる方もいらっしゃるようです」20(同・女性秘書)

 では本村氏との関係は?

「最初は、地元に縁があって知名度のある方と考えました。ジャイアンツの原(辰徳)監督もいらっしゃいますしね、もちろんお声がけしていませんよ。本人よりも有名ですと、そちらに目が行ってしまいますし、その方に政治色が付いてしまうことおもある。そこで“幸せ色あふれる相模原”をモットーとしている本村ですので、笑顔が素敵な方にお願いしようということに。日村さんにお願いしたところ、快くお引受けいただきました」(同・女性秘書)

 自宅のある街中に自分のポスターが貼られるなんて、よほどの覚悟がないとできないだろう。それとも政治活動に熱心なのか。バナナマン日村の実家を訪ねたが、彼の父は取材拒否だった。

 仕方なくご近所を訪ねると、

「悪く思わないでね。息子さんが結婚した時、ちょっと(マスコミの取材に)答えたら、結婚に反対のようなひどい書かれようをされたから心配なんですよ。彼女は、政治活動はしていません。本村さんと一緒に写っているのは、恩義に感じているからだそうですよ。保育園で働かれているんですけど、そこに広い駐車場がなくて、毎朝、職員総出で交通整理をしていたのを、本村事務所の人がいろいろ気遣ってくれたというんです。そういう縁があって、本村さんのお願いなら、ということで受けたそうです。でも『あんなに大きなポスターとは思わなかった』って言ってましたよ」(近所の住民)

 投票用紙にはバナナマンとは書かないように。

週刊新潮WEB取材班

2019年3月13日掲載

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