報ステ「徳永アナ」メイン起用案は「夫」対策、それでも立ちはだかる“壁”

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テレ朝の“内村待望論”

 ベスト10のうち7本が日テレ。2本がNHK。テレ朝は話題の「ポツンと一軒家」しかランクインしていない。これこそがまさに、“視聴率三冠王”たる日テレと、2位に甘んじているテレ朝の差だろう。

「テレ朝にとっては、バラエティ復活の狼煙が上がるような新番組が、どうしても必要です。そのために水面下で交渉を粘り強く続けている相手が、内村光良さん(54)なのです。とにかく彼は好感度が高いので、手堅く視聴率が取れる。低迷中のフジテレビで放送中の『痛快TV スカッとジャパン』(月曜:午後8時~午後9時)も善戦していますからね」(前出の関係者)

 そして、徳永アナの再婚相手が内村光良だ。徳永アナはテレビ朝日のディレクターと結婚していたが、2003年に内村との不倫が発覚。世論も沸騰し、徳永アナは出演していた同局の「内村プロデュース」(2000~2005年)を降板せざるを得なくなった。

 しばらくして徳永アナは夫と離婚。そして05年3月に内村との結婚を発表。「内村プロデュース」も同年9月26日に終了してしまう。

「実は内村さんが最も強い思い入れを持っていたのが、この『内村プロデュース』だったんです。テレ朝も未練があったようで、08年ごろまでは特番を製作していました。しかし視聴率の低迷を理由に、それもなくなってしまったのです。その結果、テレ朝と内村さんの関係は冷え込んだとされています」(同・関係者)

 そんな中、テレ朝は妻の徳永アナを「報道ステーション」に復帰させた。これには内村も感謝しているという。

「ならば徳永アナをメインキャスターに据え、更に内村さんに恩を売ろうとしているのです。局内には“『報ステ』の視聴率にキャスターは関係ない。大きなニュースがあれば自動的に視聴率は伸びる”という考えも根強く、上層部の一部は“徳永アナをメインに据え、内村さんのバラエティ番組を制作すべきだ”と考えているそうです」(同・関係者)

 ところが、ここに来て意外なものが“障害”として立ちはだかっているという。原因は、テレ朝のバラエティ番組としては唯一好調な「ポツンと一軒家」(日曜:午後7時58分〜午後8時54分)だ。

「『ポツンと一軒家』の裏番組は『世界の果てまでイッテQ!』。ご承知のように、司会は内村さんです。今、内村さんが最も大事にしている番組が『イッテQ!』です。そして『ポツンと一軒家』の人気で、『イッテQ!』は視聴率が下落傾向にある。内村さんはテレ朝と話し合いを持ちにくい状況になってしまったのです」(同・関係者)

 テレ朝にとっては、まさに痛し痒しという状況だ。まさか「ポツンと一軒家」のスタッフに「内村さんの新番組を作るため、お前たちは視聴率を下げろ」と命じるわけにもいかないだろう。

 先の関係者は「どんなに奥さんを厚遇しても、内村さんは身動きが取れなくなっています」と指摘する。それでもテレ朝としては突っ走る可能性もあり、とにかく富川アナは戦々恐々の日々が続きそうだ。

週刊新潮WEB取材班

2019年3月13日掲載

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