失言で正念場の大奥・安藤優子 キャラに悩む若手女子アナ再生工場は成功するか

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キャラに悩む若手女子アナ再生工場 大奥・安藤の正念場

 三田アナの後任は宮澤アナだという。こちらもかわいらしく、そつのない進行のできる中堅女子アナである。三田アナほどキャラに迷っている印象はなく、スポーツキャスターとしての仕事や、昼帯のワイドショーでのアシスタントなど、男女両方からそれなりの好感度を集めていたアナウンサーのようだ。

 とはいえ、「それなり」は「それなり」である。本人の志向はそれでいいとしても、会社側は次のスター探しが必要だ。鳴り物入りで入社した美人アナたちが今ひとつパッとせず、他局に水をあけられている状況では、かつてのイケイケぶりを誇るフジテレビには我慢がならないだろう。

 宮澤アナは三田アナほどの気の強さや野心というものが感じられない。そういう意味では、安藤とぶつかることは少ないだろうし、安藤もやりやすそうである。しかし会社が求めるのは安藤大奥でしっかり揉まれてくることである。各キー局の課題だが、人気アイドルアナが次々とフリー化する中で、ニュースがきちんと読める自社女子アナ育成は鍵だ。池江璃花子への失言で降板危機を噂されてもいた安藤だが、世間のバッシングに負けず踏ん張ってもらいたいだろう。そしてこれからも大奥・女子アナ総取締として、若手女子アナの再生のためにひと肌脱ぎ続けてもらいたいはずだ。

(冨士海ネコ)

2019年3月1日掲載

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