沢村一樹「刑事ゼロ」好調でシリーズ化? 「水谷豊」と「内藤剛志」の気になる実年齢

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 1月にスタートしたドラマの中では、初回視聴率14.7%(ビデオリサーチ調べ:関東地区、以下同じ)と民放トップのスタートを切った沢村一樹主演の「刑事ゼロ」(テレビ朝日系)。第2話以降は、10.5%→11.9%→12.1%→10.7%→11.3%と、いまだ2桁をキープし、6話までの平均視聴率も12.3%と、1月スタートの民放連ドラで首位を走っている。早くも「シリーズ化、間違いなし」との声もあり、テレ朝にとっても、所属事務所にとってもウィンウィンだとか――。

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「京都府警に時矢あり」と呼ばれたほどの敏腕刑事が、犯人と格闘中にビルの屋上から突き落とされて、刑事としての20年間の経験と知識を全て失った時矢暦彦というのが、“エロ男爵”の異名もある沢村一樹(51)の役どころ。

 その時矢とコンビを組むのが新米刑事の佐相智佳で、演じているのは2010年の朝ドラ「てっぱん」でヒロインを務めた瀧本美織(27)。この他、寺島進(55)や渡辺いっけい(56)、財前直見(53)、武田鉄矢(69)などが共演している。

 放送されているのは、テレ朝と東映京都撮影所が制作する“木曜ミステリー”(木曜・夜8時)の枠である。現行の連ドラ最長記録を更新中の「科捜研の女」をはじめ、「遺留捜査」、「警視庁・捜査一課長」など、刑事もの、捜査もののドラマ枠だ。他局プロデューサーは言う。

「取り立てて特別感のあるキャスティングでもないのですが、なかなかいい数字を取っています。沢村さんは昨年、『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』(フジテレビ系)で刑事ドラマの主演を張りました。視聴率は平均10.6%と、そこそこ取っています。もっとも、テレ朝の主演ドラマでは、第3シリーズまで放送された『DOCTORS~最強の名医~』のほうが良かったですからね。テレ朝と相性がいいのかもしれません。いま、テレ朝とフジのどっちを選ぶか選択を迫られたら、好調なテレ朝でしょうから。また、彼独特の飄々とした軽めの演技も、東映ドラマに合っていると言われています」

「DOCTORS」の視聴率は、第1シリーズ14.8%、第2シリーズ18.3%、第3シリーズ14.4%と、沢村は飄々とした中にもイチモツあり、また高嶋政伸(52)の怪演も光って、まだまだいけそうだったが、2017年、院長役の野際陽子の急逝によりドラマは中断している。

「刑事ゼロ」の沢村は、記憶喪失により飄々度を上げ、さらにコミカルさも加えている。瀧本演じる新米刑事の教育係のはずが、頼りなさから立場も逆転。奇妙なバディものとなっているのも評判だ。また伏線の張り方が上手い、との評価もある。

「沢村さんの所属事務所の研音にとっても、シリーズ化は大歓迎でしょう。第2シリーズ目となれば、ギャラも上がる。また、同じ所属の反町隆史(45)は15年の『相棒』season14からレギュラーですが、主役ではないし、すでに“相棒”役も長く、いつ交代されてもおかしくない。同じく研音の唐沢寿明(55)はテレ朝には滅多に出ないし、竹野内豊(48)は映画、速水もこみち(34)は料理に力を入れていますから……」(同・他局プロデューサー)

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