明日花キララが「女性向けスタイルブック」を出すワケ 担当編集者が語る“勝算”

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なりたい顔1位に

 担当の氏家さんはSNSの影響があると見ている。

「Instagramなどをチェックしている子たちは、いい意味でカワイイ以外のところに興味がない。ある芸能事務所の20代の子なんて、スマホの待ち受けがキララちゃんでしたから。極端な話、名前や属性を知らなくても、かわいければフォローするんですよ。キララちゃんをフォローしていながら、彼女をグラビアアイドルだと思っていた編集部員もいたほどです」

 その知名度は、こんなところでも伺える。昨年末に「高須クリニック調べ」として発表された「美容整形でなりたい芸能人・有名人顔ランキングベスト」で、「明日花キララ」が女性部門のトップに選ばれたのだ(高須院長のご子息・幹弥氏がブログで発表)。2位以降に続くのは橋本環奈、広瀬すず、今田美桜……と錚々たる顔ぶれ。この結果には、彼女自身もTwitterで喜びのコメントをツイートしていた。

「彼女は“歌舞伎町の女の子ならみんなが憧れる存在”。自分で稼いだお金を自分のために使う子たちの目標だと思うんです。そんな彼女は自己プロデュースの天才。誌面内で私服を紹介する企画があるのですが、『シンプルな服は持っていない』『人とかぶらないものを着る』そして『着回しはしないの』というだけあって、すべて高価な代物。登場する服をぜんぶ合わせれば、億は軽く超えるでしょうね。1500万円の時計がありますし。ちなみに自宅には、オートクチュールの350万円のドレスもあったんですが、スタジオまで持ち運ぶのが恐いので、掲載は見送りましたが……。そういったブレナイところがキャリア志向の女性からも支持される理由だと思います」(氏家さん)

 その点は、岡村編集長も太鼓判を押す。

「ハイブランドの洋服ももちろんたくさん持っていますけれど、いわゆる最先端のコレクションブランドもチェックしていて、本当に服好きだというのを感じました。あと、興味深かったのが、本書の中で、ドンキホーテなどのバラエティショップで売っている日本酒の化粧水を紹介しているんです。とても高い化粧品と同時にリーズナブルなアイテムが並んでいて、値段とか関係なしに自分にとっていいものを選んでるんですよね。そして、常にアンテナを張っているんだと思います。そういった感覚が、一般の女のコと同じであり、同時に憧れられる要素なのかなと。今後、この本をきっかけに、改めて彼女のことを知ってもらえれば、彼女自身がもっともっと人気者になっていくと思うので、これからも注目していきたいですね」

 氏家さんイチオシは、本邦初となる幼少期の写真が掲載されたページである。今と変わらない幼キララと並んで、若き日のパパとママも顔出しで登場している。メンズのファンならば、インタビューも要注目。現在、本業のほうは休業中だというのだ……。

「キララちゃんは、『初めて家族に見せたい本ができた』と言っていました。男性が持つイメージ、女性が持つイメージはそれぞれあると思いますが、その両方が彼女の魅力だと思います」

週刊新潮WEB取材班

2019年2月19日掲載

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