日テレ「イッテQ!」はヤラセ問題の影響ナシ!? ライバル局自滅で“束の間の幸せ”

芸能2019年2月17日掲載

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 まさに韋駄天の早さである。2月10日、NHK大河「いだてん~東京オリムピック噺~」(日曜20時)の視聴率が9.9%(ビデオリサーチ調べ:関東地区、以下同じ)と1桁に。歴代大河の中で、これほど早く1桁に突入した例はない。だが、その一方で、裏の民放では“やらせ祭り”で躓いた王者「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)を引きずり降ろそうと、熾烈な闘いが繰り広げられていたのだが――。

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「イッテQ!」の人気企画「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」において、ラオスの橋祭りをでっちあげ、タイのカリフラワー祭はヤラセ、と週刊文春が報じたのは昨年11月のこと。これを受けて、11月15日、日本テレビは「祭り」企画については、当面の間、休止することを発表した。

 なにせ、日曜ゴールデンという激戦区で、視聴率15~20%を誇るバラエティ番組の王者から、人気企画が休止となったのだ。各局とも、これはチャンスと躍起になったのは言うまでもない。折しも、テレビ朝日は10月7日から「ポツンと一軒家」を、TBSは10月21日から「消えた天才」を、それぞれ不定期放送で好評だったためレギュラーに昇格させたばかりだった。

 そこに颯爽と現れたのがフジテレビだ。11月25日、「来年1月期から日曜午後8時枠、同9時枠でバラエティを復活させる」と宣言したのだ。

 続いて11月30日の社長会見でも、こうも語っていた。

〈週末の強化が求められる中、10月改編で金曜・土曜のゴールデン帯を改革した。続く1月改編では、日曜のゴールデン帯で、2つのバラエティ番組をスタートさせる。いずれも日曜夜に家族揃って楽しめる、フジテレビらしい企画になる。20時は『でんじろうのTHE実験』。米村でんじろう先生の科学実験をテーマにした番組で、オードリーのお二人も加わる。21時はヒロミさん司会の『アオハル(青春)TV』。今、何かに夢中になっている人、精神的に“アオハル”な人々、一生懸命な人に密着して紹介していくバラエティ番組。この20時、21時ともに、とても健全で家族みんなで見られる番組になると思う〉

 全盛期の“楽しくなければテレビじゃない”への復活を思わせるものだった。しかし、年が明けてもフジの新番組はなかなか始まらなかった。

 1月25日の社長会見では、〈フジテレビの1週間のタイムテーブルで、弱点となっているのが週末のゴールデン・プライム帯。その改善のため、昨年10月の改編では、金・土曜日に3番組をスタートさせた。残っていたのが日曜日であり、改革のスピードを上げるために、4月改編を待たず1月改編を断行している〉と語った。

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