“野党共闘”実現でも惨敗 「枝野幸男」の皮算用

国内 政治 週刊新潮 2019年1月31日号掲載

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 今月20日に投開票が行われた千葉県の我孫子市長選。結果は自民、公明が推薦を出した現職の星野順一郎氏が椅子を守り切ったのだが……。

「対抗馬の飯塚誠氏には、立憲民主党を筆頭に、国民民主、自由、社民、共産と、いわゆる左派系野党が全て推薦を出していたんです」(地元関係者)

 つまり、参院選に先駆けて“野党共闘”が実現したというわけだ。風は野党に吹いている、とも思えたのだが、

「我孫子は失言大臣の桜田義孝五輪相の地元で、星野氏は自民党色を消そうと、告示日以外、国会議員の応援を頼まなかった。対する野党側は、立民の枝野幸男さんに社民の福島瑞穂さん、共産の小池晃さんと錚々たる幹部たちが街頭に立ったのです。それでも、票数は遠く及ばず、惨敗となってしまった」(同)

 これでは、野党共闘の旗印も霞んでしまうというもの。もっとも、

「今回、枝野さんが街頭演説に立ったのは、立民の結党当初に、まだ我孫子市議だった飯塚さんが党に加わってくれたという恩義があったため。他の野党と距離を置いた独自路線を行く考えは変わっておらず、最初から、野党共闘をアピールする気なんてなかったでしょう」

 とは、政治部デスク。

「もちろん枝野さんも、参院選では1人区などで多少の候補者調整には付き合うでしょう。ただ、共産党などが期待するような“共闘”に同意する可能性は低い。枝野さんは、国民の現職がいる広島や茨城、静岡、京都といった2人区でも独自候補者の擁立を強行するつもりで、“誰か有名人いないかな”なんて嘯(うそぶ)いてみせる始末です」(同)

 強気のエダノンに、野党は戦々恐々?