真木よう子は大コケ予感、深田恭子の“しくじり鈍感女子”役におなか一杯「お仕事ドラマ」女優の損得勘定

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後妻業とポンコツ女子

 異色の“お仕事もの”を二つ。木村佳乃主演の「後妻業」(フジ系火曜21時)。黒川博行氏の原作で、女結婚詐欺師が資産家の老人を狙うラブ・サスペンスに仕上がっている。

「木村の持ち味は、ツンとすましているようで、ヤケクソな役を演じられるギャップ。最近では『世界の果てまでイッテQ!』で、ヘビの燻製を食べるなど三枚目キャラが人気で、今回も関西弁の悪女という新境地に挑んでいます」(前出記者)

 先の吉田氏も、

「映画『後妻業の女』(16年8月公開)の、トヨエツと大竹しのぶペアのインパクトは強すぎました。サイコパスの女を演じさせて大竹の右に出る者はおらず、今回のW木村(共演は木村多江)がそれを超えるのは難しいでしょうが、ドラマとしてどう演出するのかは大いに期待しています」

 最後に、今月初めに不動産会社社長との“熱愛”が報じられた深田恭子。「初めて恋をした日に読む話」(TBS系火曜22時)は、深田演じるアラサー塾講師が、タイプの異なる男たちに囲まれながら、教え子を東大受験に導くというお話である。これを吉田氏が、

「フカキョンはいつまでキャピキャピした役ができるのかという点で、気になる作品です。もう“しくじり鈍感女子”役はおなか一杯で、女優としては少し不憫な気がしますね」

 と案じれば、林氏も、

「また彼女がポンコツ女子を演じているのか、と。年下イケメンに囲まれたアラサーの“ハーレムもの”であり、深田への接待か、とも訝りたくなる作品です。それでいて受験ものでもあり、このタイトル。散漫になりはしまいかと心配です」

 そうした指摘もむべなるかなで、何しろ、

「深田は昨年1月期に『隣の家族は青く見える』で“妊活妻”という刺激的な役に挑んだものの、平均視聴率6・2%と惨敗しました。熱愛報道も『番宣なのでは』と囁かれているのですが、開き直った演技で起死回生の2ケタを取るのか、あるいはこのまま沈むのか。見ものです」(前出記者)

 新年早々、乾坤一擲というわけである。

週刊新潮 2019年1月24日号掲載

特集「新春ドラマ『丸儲けの女優』『大損する女優』」

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