「元政治家」監督が「ブラックユーモア」で描き出すジョージアの「今」

国際Foresight 2019年1月8日掲載

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ソ連時代より評価の高いジョージア(グルジア)映画界を代表するベテラン監督であるエルダル・シェンゲライア(ソ連期からの表記はシェンゲラーヤ。同じく映画監督である弟のギオルギ・シェンゲライアと区別するため、本稿では以下、適宜「兄シェンゲライア」とも記す)の新作『葡萄畑に帰ろう』が公開されている。

1983年に撮影された『青い山 本当らしくない本当の話』はもう30年近く、筆者にとってジョージアという国を理解する上でもっとも重要な作品の1つであり続ける。さらに、後でその経歴でも触れるように兄シェンゲライアはソ連末期から政界で活躍し、国会副議長を長年勤め、実に新作映画は約20年ぶりという。...

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