移民受け入れ、水道民営化……「改革」は日本人を幸せにするのか 『国家の品格』藤原正彦氏の大正論

社会2018年12月28日掲載

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いつも改革

 国会やメディアで、あるいはネット上では、現政権支持者と「反・アベ」が対立する構図がこの数年続いているものの、与野党共に口にし、経済界も主張するのは「改革」の必要性である。
 たしかにバブル崩壊以降の状況を踏まえて、政治家が「改革」を訴えるのは当然かもしれない。「日本のやり方は古い」「グローバル・スタンダードを取り入れよ」「規制緩和すれば景気は良くなる」等々、その時々はもっともに感じられる主張が声高に唱えられ、一部は実行されてきた。が、一方で延々とその種の「改革」が繰り返されたはずなのに、社会が良くなったという実感を持てない人も多いことだろう。...

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