「イ・ボミ」お前もか… 男でミソをつける女子プロのジンクス

スポーツ

  • ブックマーク

Advertisement

藤田も森田も横峯も

 果たして、恋人を作っただけで、これほどのスランプに陥るものだろうか。

 ゴルフジャーナリスト・児島宏氏はこう分析する。

「たとえば、森口祐子は結婚して1男1女を儲けてから何度も優勝を経験しています。ですから、女子プロは恋愛や結婚でダメになる、とは一概に言えない。ただ、女子の方が仕事とプライベートを混同しやすい面はある。たとえば、藤田光里はキャディとの関係が発覚してからは成績を残せずに苦しんでいます。ゴルフの技術が固まっていない時期に、恋愛に夢中になったことが影響しているのではないか」

 他にも、13年の賞金女王・森田理香子はスポーツトレーナーとの交際を公表してからは全く勝てない。それどころかイップスに悩まされて、つい先日、休養宣言をするに至った。メンタルトレーナーと結婚した横峯さくらもここ数年は優勝から遠ざかっている。

 話をイ・ボミに戻すと、彼女は今年、6年間連れ添った清水重憲キャディとのタッグを解消した。ツアー関係者が囁くには、

「俳優の恋人と付き合い始めてからというもの、イ・ボミはプレーで集中を欠くところがあり、清水さんから注意を受けていたそうです。そのことが名コンビの間柄をギクシャクさせた原因かもしれない」

 一方、申ジエなどのサポートを務めるプロゴルファーの金愛淑氏は、

「女子プロは移動と試合を繰り返し、毎週の結果にも向き合わなければなりません。内情は過酷で、恋愛などしなくても気持ちの浮き沈みが激しい。むしろ、恋人が出来たことをきっかけに、うまくリフレッシュして本来のイ・ボミに戻ってくれればと思います」

 恋は毒にも薬にもなる。

週刊新潮 2018年12月20日号掲載

ワイド特集「平成『家族劇』の千秋楽」より

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。