蒼井優に逃げられて… 「東京新聞の美人記者」映画、主役に韓国人女優

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ダブル主演

 一体、どのような映画になるのか。

「望月さんの自伝本をもとにしたオリジナルストーリーの映画。主役の新聞記者を演じるのは、24歳のシム・ウンギョンという韓国人女優です。当初、蒼井優や満島ひかりなども候補になっていましたが、やはり、政治色がつくことから、キャスティングできませんでした」

 と明かすのは、映画制作会社の関係者である。

「そのため、何のしがらみもないシム・ウンギョンが抜擢されたのです。ただ、難点は日本語が達者とは言えず、たどたどしい話し方をする記者になってしまいましたが……。この映画はダブル主演態勢で、もう一方の主役には集客力を見込んで、人気俳優の松坂桃李が起用されました。新聞記者とともに、不正に塗れた上司を追及する内閣情報調査室の役人という役です」

 それにしても、望月記者役のシム・ウンギョンは、日本ではほとんど知られていないが、韓流ウォッチャーが語るには、

「韓国では、子役出身の女優として知られています。有名になったのは、『ファン・ジニ』という人気ドラマで、日本でもよく知られているチャン・グンソクとともに子役で出演していたからです。かねてから演技力には定評があり、“演技神童”と呼ばれていたほど。韓国では誰もが知るお馴染みの女優ですが、かと言って、人気があるというわけではない。華のある美人ではありませんからね」

 昨春、シム・ウンギョンは、門脇麦や安藤サクラといった演技派が揃う事務所と契約し、日本での活動を本格化させたという。

 そこで、望月記者に、自分の役を韓国人女優が演じることについて聞くと、

「会社から、映画のことは喋ってはいけないと言われていまして……」

 菅官房長官を追及する威勢の良さとは打って変わって、歯切れの悪い回答だった。

 映画の公開予定は来年6月。

 ともあれ、菅官房長官が一番観たくない映画であることだけは間違いない。

週刊新潮 2018年12月13日号掲載

ワイド特集「色即是空の年忘れ」より

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