「片岡愛之助」インスタ始めて4カ月 フォロワーが6000にも満たない苦しい事情

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上方の期待を背負った愛之助

「愛之助といえば今年は、師匠で養父である片岡秀太郎さん(77)や片岡仁左衛門さんとの確執も報じられましたからね。仁左衛門さんは確執を否定しましたが、その原因とされた本業である歌舞伎以外の仕事が多くなっているのは確かです。また、その仁左衛門さんは愛之助を名指ししたわけではありませんが、『今は歌舞伎界全体があまりにも、いろんなことをやり過ぎているような気がします。もう少しみんな古典の勉強をしてほしいと思います』と若手が歌舞伎以外のことをやり過ぎることに苦言を呈したこともありました」(同・歌舞伎評論家)

 そうした批判が出るのも、愛之助が期待される存在であるからという。

「かつて、まだ上方のファンしかいなかったころに、藤十郎さんが『愛之助が大スターになってくれなければ、上方に未来はない』と語ったことがありました。いまやネイティブで関西弁を話せる上方の役者は愛之助ぐらいしかいないので、期待されていたのです。それが『半沢直樹』で知名度を上げ、さらなる飛躍が期待されているのですが、それはやはり本業の歌舞伎でなければならない。しかしながら、いま一つ上手くいっていません。12月は南座、1月は大阪松竹座での公演が続き、なかでも新春夜の部『金門五三桐』(1月2日~26日)で石川五右衛門を演じるのが愛之助。ここでどれだけ客を集められるかが、今後の歌舞伎役者としての彼を見る意味でも重要となってきます」(同・歌舞伎評論家)

 当然、紀香女将の献身も期待されるが、彼女は彼女で翌2月は新橋演舞場での「二月競春名作喜劇公演」(2月2日~23日)の舞台が待っている。

「どちらかといえば、東京で歌舞伎を演じることの少ない愛之助に演舞場の舞台に立ってもらいたいものですが……。彼女は花魁を演じるそうですが、また評判を落とすことになりはしないか心配です。彼女は一所懸命、梨園の女将さんとしての仕事はやっているとは思うんですけどね。紀香さんが来れば劇場はいっぱいになりますから。ただどうしても、悪目立ちしてしまうんですよ。パーティーなどでも地味な服装をしたりもしているのですが、タッパがあるだけに、どうやっても目立つんです。それで反感を買ったりもすることがあるようなのですが……」(同・歌舞伎評論家)

 愛之助のインスタには、妻である紀香は滅多に出てこない。女が嫌う女としても上位にランキングし続ける妻への反感を恐れてなのかは不明だが、この際、開き直って、さらけ出したほうが注目されるかも。

週刊新潮WEB取材班

2018年12月8日掲載

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