稲垣吾郎の“愛と欲望”に応えて? 映画「ばるぼら」で美波と二階堂ふみが妖艶対決

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留学で自己主張が強くなった?

 美波は14年、文化庁が実施する新進芸術家海外研修制度の演劇部門の研修員に採用された。渡航費はもちろん、滞在費の支援も受けて、1年間演劇学校に留学できる。この制度では、演出家で俳優の野田秀樹(62)や狂言師の野村萬斎(52)らも留学している。

「留学から帰ってきたとき、彼女は“向こうは自己主張の強い国なので、謝ったら負けみたいな部分もある”とも言っていましたからね。そのままフランスの事務所に所属して、現在は日仏を行ったり来たりといいます。今回、彼女に声がかかったのは、以前にやはり手塚治虫(1928~1989)作品のドラマ『人間昆虫記』(11年・WOWWOW)で主演したのを手塚眞監督(57)が覚えていたからかもしれません」(同・芸能記者)

 近年は舞台を中心に活動しているようだが、演技と女っぷりに磨きがかかっていればいいだろう。なにせ、相手は脱ぎっぷりの良さでは引けを取らない二階堂だ。

「今年2月に開催されたベルリン国際映画祭のパノラマ部門で国際批評家連盟賞に選ばれた、二階堂主演の『リバース・エッジ』(行定勲監督[50])でも、援交する女子高生を体を張って演じていましたが、これは原作漫画に惚れ込んだ彼女が監督に直訴して実現した作品でした。14年の『私の男』(熊切和嘉監督[44])では浅野忠信(45)と近親相姦、16年の『蜜のあわれ』(石井岳龍監督[61])では大杉漣(1951~2018)に弄ばれる少女など……激しい濡れ場もどんな役もいとわない演技派。大河ドラマ『西郷どん』では西郷(鈴木亮平[35])の愛人役でしたが、鈴木も“感性のバケモノ”と驚いていたそうです」(同・芸能記者)

 そうした2人の女優が、自身の異常性欲に悩む主人公・稲垣を翻弄するわけである。

「2人に加えて、ヘアヌード写真集も出している片山萌美(28)、原田美枝子(59)と石橋凌(62)の娘である石橋静河(24)も出演しています。稲垣が『愛と欲望にとりつかれたキャラクターなので、愛がむきだしになったボクを楽しんでいただければ』と語ったのも分かる気がしますね。公開された予告編にも水中でのキスシーンなどがありますし、父の描いた“禁断のアダルトマンガ”を息子がどこまで映像化できたかにも興味がわきますね」(同・芸能記者)

 大手映画会社のジャニーズへの忖度で、配給元が未だ決まらないと言われる本作。無事に公開できることを願うばかりだ。

週刊新潮WEB取材班

2018年11月29日掲載

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