井岡一翔、“離婚会見”を「亀田家」世界戦にぶつけた狙い

スポーツ週刊新潮 2018年11月22日号掲載

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“亀田家3年ぶりの世界戦”と銘打ったWBCスーパーバンタム級暫定王座決定戦が後楽園ホールで行われ、三男・和毅(ともき)(27)がスペイン選手に3―0で判定勝利し、2階級制覇を果たした。

 実はこの試合の数時間前、元3階級王者の井岡一翔(29)が記者会見を開いていた。大晦日にマカオで世界戦を行うと発表したのだが、

「世界戦の前後は、話題が分散するのを防ぐために会見などを控えるのが、業界内の暗黙のルール。それを破って会見を開くというのは、露骨な嫌がらせといってもいいでしょう」

 とボクシングライターが語る。亀田家と井岡家、元はどちらもTBSと縁が深かった。かつては一緒に試合を行ったこともあったが、両雄並び立たず。現在、亀田家はTBSと袂を分かち、件(くだん)の一戦も中継はAbemaTVが行っていた。

 あえて、他ジムの世界戦に会見をぶつけたのは、

「自身のニュースを矮小化するために亀田家を隠れ蓑に利用したのでしょう」

 会見前日、井岡は、1年半前に結婚した歌手の谷村奈南との離婚を発表した。翌日の会見では“ボクシング以外の質問はNG”とされ、彼の口から離婚のリの字も出なかったが、タイミング上当然ながら新聞は“離婚の井岡、世界戦を発表”などと報じた。井岡としてはなるべく報じてほしくない“離婚会見”だったのだ。

 さて、その大晦日の世界戦、WBOスーパーフライ級王座決定戦は、日本人初の4階級制覇を賭けて同級1位のフィリピン人と戦う。

「世界3階級制覇の難敵です。亀田家と同様、弱い相手としか戦わなかった井岡ですが、結婚を契機に父と絶縁してからはマッチメイクの方針が一転しました」

 たしかに、9月に米国で行い判定勝ちした再起戦も、相手がそこそこ強く、見ごたえのある内容で、井岡も生き生きとしていた。

「そう考えると、谷村との結婚は、彼のボクシング人生にとっては決して悪いものではなかったのでは」