「イッテQ」ヤラセ報道の余波 注目は総合演出“敏腕プロデューサー”の責任問題

エンタメ2018年11月20日掲載

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 看板バラエティ「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)のヤラセ疑惑で、同局の屋台骨が揺らいでいる。同番組の他の企画、同局の他の番組にまで“ヤラセ探し”が波及しそうな勢いだ――。

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 朝日新聞でさえ、わざわざ社説で〈人気のバラエティ番組に何があったのか。すみやかに真相を明らかにして、社会に報告する責任がある〉(11月17日付)などと言い出す始末である。

 ことの発端は「週刊文春」(11月8日発売号)が報じた「世界の果てまでイッテQ!」の人気企画「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」で、今年(18年)5月20日に放送された“ラオスの橋祭り”はでっち上げと報じたモノ。

 他局プロデューサーは嘆く。

「所詮はバラエティ番組なんですけどね……なんてことは、もはや言えない状況です。問題がここまで大きくなってしまったのは、日テレの初動対応のまずさだと思いますよ。そもそも『文春』が、“ラオスの橋祭り”をでっち上げと報じたその日に、日テレは即日否定。これに対し『文春』は、15日発売の11月22号で、今度は2年近く前の昨年2月に放送した“タイのカリフラワー祭”もでっち上げと報じた。ここでようやく、日テレの大久保好男社長(68)が謝罪はしたものの、“ヤラセ、でっち上げの意図はなかった”と故意性を否定してしまった。せめて“過剰演出があった”くらい認めたほうが火消しにはなったはずです」

 大久保社長は「祭りの企画の解釈を拡大しすぎて疑念を生じさせた」と経緯を説明していた。とはいえ、むしろ“ラオスの橋祭り”はバラエティ番組として酷かった。

 泥水をためたプールの上に渡した細い木橋を自転車で渡るのだが、コース上にはデカいボールがぶら下がり障害物となっている――という既視感のあるものだった。チャレンジする“お祭り男”宮川大輔(46)ですら、これを見たとたんに「昭和のバラエティの香りがする。『風雲!たけし城』みたいな……」とまで言っていたほどで、どちらかといえばこちらの方が視聴者を馬鹿にしていたようだが……。

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