言語道断の徴用工判決、まずは「日本国内の裏切りを許すな」 韓国とどう対峙すべきか

国際 韓国・北朝鮮

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“制裁”を行うべき

 日本を貶める報道を続けて恬(てん)として恥じないメディアや、国益を損なう発言を平然とする政治家などの動きに目を光らせること。国際社会にアピールする前にまずは自らの足元を警戒することが大事だと説くのだが、その上で、

「日本から韓国への旅行者に制限をかけるべきです。昨年、中国は、韓国が米軍の最新鋭迎撃システム『THAAD』(サード)を配備した際、そのレーダーが中国の軍事基地も監視対象にするとして、国民に韓国旅行の中止を呼びかけました。こうした“制裁”を日本も行うべきでしょう」(同)

 さらに、

「小さな事かもしれませんが、日本人一人一人が韓国産のキムチを食べないとか、マッコリを飲まないとか、そういったことを徹底するようになれば、韓国に経済的な打撃を与えられます。韓国のキムチ業者やマッコリ業者が、日本を怒らせたらまずいということに気付けば、その“圧力”で韓国政府も考えを改める気になるかもしれません」(同)

 たかがキムチと嗤う勿れ。どのような形であれ、我が国の「怒り」がかの国に伝わることが大事なのだ。

 外交評論家の加瀬英明氏はこんな意見。

「まず日本政府が始めにすべきは、在韓国の日本大使を引き上げることです。それから、アメリカのトランプ大統領が中国に対してやっているように、日本も韓国製品に対しての関税を高くしてはどうか。で、最終的には日本企業は韓国から全て引き上げてしまえばいいと思います。そうすれば、いくら最高裁で判決が出ようと、日本には何の影響もありませんから」

 法より情が勝り、国家間の約束も外交ルールも平気で破る度し難い国。今回こそ、“絶縁”覚悟で対抗策を講じる時であろう。

週刊新潮 2018年11月15日号掲載

特集「言語道断の『徴用工』判決は『大統領の陰謀』」より

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