“森友”で因縁 太田元理財局長、「片山さつき」大臣を前に思わず体が…

国内 政治

  • ブックマーク

Advertisement

 それはまるで、獰猛な肉食獣に怯える小鹿のような姿だった。

 11月2日の衆院予算委で、国税当局への口利き疑惑を巡り、野党から質問攻めにあった片山さつき地方創生相。答弁を終えて自席に戻ろうとする大臣が近づくと、すっと体を逸らす官僚がいた。財務省の太田充主計局長だ。

 政治部デスクが言う。

「森友学園問題が取り上げられた先の通常国会で、理財局長だった太田さんに対して怒りの形相を見せ、机を叩くなどして騒ぎたてたのが片山氏でした。全責任を財務省になすりつけ、政権への批判をかわそうとするお芝居ですが、太田さんは彼女にとって大蔵省入省が1期下で、攻撃もしやすかったはず」

 太田氏にしてみれば因縁の関係だが、

「追及を受けて気が立った“先輩”にこの場で何か言われやしまいかと警戒し、つい体が動いたのでしょうね」

 それこそ口を利かれちゃたまらんとばかり高級官僚が接触を避ける。こんな大臣、いたっけか。

週刊新潮 2018年11月15日号掲載

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。