学園祭に警察を出動させた「橋本環奈」 “福田作品”起用で脱皮

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 森鴎外の短編『大発見』で、衛生学を修めにベルリンへ留学した「僕」は、公使から、〈人の前で鼻糞をほじる国民に衛生も何もあるものか〉と一喝される。が、鼻糞をほじることで評価がうなぎ上りに上がった女優がいるのが日本という国だ。

 橋本環奈(19)である。地元・福岡でアイドルをしていた際に、“千年に一人の逸材”というキャッチフレーズで全国的な注目を浴びた女優だ。その人気が遂に警察を動かす事態に発展した。

「橋本さんは、今月3日、立教大学で行われた学園祭でトークショーに出演する予定でした。しかし、開催前から会場は多くの人で溢れ返り、ハロウィンの渋谷状態に。植木は破壊され、女性6人が怪我を負い、警察の指導が入ることになったのです」(芸能担当記者)

 当然、イベントは中止。若者の集団心理には呆れるばかりだが、19歳の女優一人がこの渦を作り上げたことで、皮肉にも人気ぶりが証明された形になった。

「彼女の女優としての地位を盤石なものにしたのが、映画監督の福田雄一氏です」

 とは、芸能事務所関係者。

「従来の清純なイメージを覆すコメディ路線で、彼女を起用したのです。漫画原作の映画『銀魂』シリーズでは、橋本に鼻をほじらせたり下ネタを言わせたり。全く躊躇しない橋本を気に入った福田氏は、その後も彼女をヒロイン役に抜擢するようになります。結果、振り切った演技で、世代や性別を超えた人気を獲得していくのです」

 橋本は、現在放送中のドラマ『今日から俺は!!』(日テレ系)でも、ヒロイン役を務めるが、こちらも福田作品。当然のように白目を剥き、変顔も披露している。

「弱点と言われてきた152センチという低い身長を逆手にとり、“超厚底上履き”を履いて注目を浴びている。弱点をも笑いに変える芯の強さには感服です」(同)

 人気の秘訣、大発見。

週刊新潮 2018年11月15日号掲載

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