麻酔科医の目から見た「カンボジア」の外科治療「地域格差」

国際

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【筆者:染川友理江・東京都立多摩総合医療センター麻酔科医師】

 私は医師5年目の麻酔科医で、今年から麻酔科勤務を続けながら、公衆衛生大学院の修士課程で公衆衛生についても学んでいます。

 2年程前から、アジアの途上国で麻酔科医として医療ボランティアなどを経験し、カンボジアは今回で3度目の渡航となります。

 私が、一番興味関心があるのは、世界の基本的な医療が受けられない人を減らす為の仕事、いわゆる国際保健と呼ばれる分野です。

 なぜ国際保健に興味を持つようになったのかとよく尋ねられます。...

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