桜田義孝五輪相、「つくばエクスプレス」沿線の土地で“濡れ手で粟の1億4千万円”

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 喋るたびボロが出るのに、こと金回りに関しては実に鮮やか――。今般の改造内閣には、そんな逸材が存在する。実は、新しい五輪担当大臣は、地元の地価上昇の流れに乗って大金を手にしていた。だから就任後も、何かと勘繰られるわけで……。

 初入閣12人の新内閣にあって、喜びもひとしおなのが桜田義孝・五輪担当大臣(68)である。安倍総理からの携帯着信をテレビカメラに晒してしまった“事件”については本誌(「週刊新潮」)で報じたが、あまたの「待機組」でも、とりわけ焦燥感に駆られていたのは想像に難くない。自民党関係者が言う。

「2年前の『慰安婦は職業としての売春婦』という発言からもわかるように、彼は失言癖というレベルではなく、党内で『国会で答弁する能力に欠ける』とみなされていたため、これまで入閣が見送られていました。ところが本人は完全な大臣病で、たびたび周囲に『大臣になりたい』と漏らしていたのです」

 で、就任後にさっそく見せてくれた。

「10月3日、いち早く都庁を訪れ小池知事と面会した際のことです」

 とは、全国紙デスク。

「大臣は、知事のライフワークである『無電柱化』の重要性に触れ、五輪会場周辺での整備促進に言及。短期間で進めてほしいと要請したのですが、その際『東京は豊かな財政なので、ぜひよろしく』と言ってしまった。財源を巡っては、政府与党が東京都など都市の税収を地方に振り分ける検討をしており、小池知事は強く反発しています。そのさなかに神経を逆撫でされた格好となり『そう言われても困るんですが』と、憮然と応えていました」

 空気が読めず、不必要に知事の気分を損ねたことで、15分程度予定されていた対面は結局、10分弱で終わってしまった。

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