芸能界を席巻する“フィリピン系ハーフ”は「高橋メアリージュン」が一番人気

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美人でキュート、なおかつトーク力が高いのが特徴

 ご存知の方も多いだろうが、バングラデシュは南アジアに位置する。隣国のインドやミャンマーと並んで世界クラスの美人国として知られている。同じ美人国とされるロシアも加わって、日本人離れした、くっきりとした目鼻立ちが、ローラの魅力だ。しかし、どこかアジア的で優しい表情なのは、バングラデシュ=日本というアジアのDNAが流れているからだろう。

 そして同じ理由から、近年の芸能界はフィリピン系ハーフのモデルやタレントが芸能界を席巻している。民放キー局でバラエティ番組の制作担当者が指摘する。

「日本人なら誰でも、『フィリピン人の美人』と聞けば、ある種のイメージが浮かぶはずです。我々からするとエキゾチックだけど、お高くとまった印象は与えない。美人なのにキュート。何よりも陽性の魅力に満ち、キャラが明るいんですね」

 年齢別に表を作って見たが、現在、その筆頭格として活躍中なのが高橋メアリージュン(30)だという。秋元才加(30)と並んで、彼女たちがフロントランナーと考えて間違いないだろう。

「高橋メアリージュンさんと秋元才加さんの魅力で特筆すべきは、そのトーク力ですね。お二人とも魅力的ですから、モデル、女優という本業をしっかりこなしつつ、話がしっかりしていて面白いのでバラエティでもいけるんですね。フィリピンの方のサービス精神は世界的に有名だそうで、彼女たちを見ていると、さもありなんという気になります」(同・番組制作担当者)

 例えば高橋メアリージュンの出演記録を見てみると、2004年にモデルとしてデビューすると、2010年ごろまではバラエティ番組で存在感を発揮していることが分かる。そして2015年ころから女優にも挑戦し、今も順調に演技の仕事に臨んでいる。秋元才加と並び、何でも器用にこなしてしまうタイプのようだ。

 興味深いことに高橋メアリージュンを筆頭とする“高橋ファミリー”を見てみると、スポーツ界でもフィリピン人ハーフが活躍していることが分かる。例えば高橋メアリージュンの弟、高橋祐治(25)はJリーガーなのだ。現在はサガン鳥栖に所属している。

 また妹の高橋ユウ(27)はモデル・女優として活躍しているが、夫はキックボクサーの卜部弘嵩(29)。その弟も同じキックボクサーの卜部功也(28)で、兄弟の母親がフィリピン人だ。
 
 角界ではご存知の通り、高安晃(28)、舛ノ山大晴(27)、御嶽海久司(25)の3人が活躍している。フィリピンはボクシングでマニー・パッキャオ(39)とノニト・ドネア(35)というスーパースターを輩出している。意外に格闘技の世界と相性がいいのかもしれない。

 厚生労働省の人口動態調査によると2017年、国際結婚のうち夫が日本人の場合、妻の国は【1】中国(5121人)、【2】フィリピン(3629人)、【3】韓国・朝鮮(1836人)がベスト3となる。

 妻が日本人の場合は【1】韓国・朝鮮(1690人)、【2】アメリカ(1072人)、【3】中国(821人)……となるが、【6】フィリピン(216人)と、夫でも妻でも、結婚相手として共にベスト10に入っている。

 日本人とフィリピン人の国際結婚が相対的に多いことを考えると、今後も様々なタレントが活躍するに違いない。

週刊新潮WEB取材班

2018年10月30日掲載

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