「福田萌」が夫「オリラジ中田」を擁護で大炎上“干され疑惑”の真相を関係者が語る

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「松本人志に干された」と報道

 中田敦彦(36)と福田萌(33)の夫妻が相変わらず炎上している。もはや太陽が燃えているのと変わらない。極めて日常的な光景だ。

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 今回は週刊女性(10月23日号)の記事「中田敦彦がレギュラーを次々と降板、ウラにある“干され疑惑”を本人に直撃!」(電子版10月10日)が発端となった。この記事の核は冒頭。まずは引用させていただこう。

《「今年3月に『ビビット』(TBS系)、9月には『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)と、次々と番組から卒業。これは、あの事件で干されたんじゃないかというウワサで持ち切りですよ」(スポーツ紙記者)》

 そして記事中の「あの事件」とは、脳科学者の茂木健一郎氏(55)と松本人志氏(55)の“バトル”を指す。

 茂木氏は17年2月から、Twitterを中心に日本のお笑い界を批判。これを「ワイドナショー」(フジテレビ系列:毎週日曜10時〜11時15分)が3月19日に取り上げ、コメンテーターを務める松本が「ムカっとも全然こなかった」と一蹴する。

 これに茂木氏がTwitterで返答したことなどから、翌週の「ワイドナショー」にゲスト出演。松本と“和解”を果たすのだが、これに中田が噛みつく。4月15日、自身の公式ブログに「オリラジ中田、茂木健一郎の『お笑いオワコン論』支持!」の記事を掲載した。

《メジャーな先輩方が全員反対派だったので、がっかりしてしまいました。一連の騒動の中での茂木健一郎さんの発言「日本のお笑いは空気を読み過ぎなんじゃないか。大御所が面白いと言うか面白くないと言うかで価値が決まる」はすごくいい発言だなと思って、私はしばらく様子を見ていたのです。(編集部註:改行略)茂木さん負けるな!と思っていたところ、大御所の番組に出演して大御所に面白くないと言われ公開処刑をされてしまいました》

 この「大御所」が松本、「大御所の番組」が「ワイドナショー」を指すとされた。世論は色めき立つが、5月28日には中田がラジオ番組「らじらー!サンデー」(NHK第1)で吉本興業の幹部などから謝罪を要求されていると“暴露”。さらに話題となった。

 以上のような経緯から、週刊女性は「ビビット」と「ヒルナンデス!」の降板を、“松本の逆鱗に触れたため”と指摘したわけだ。だが、記事では最後、本人が取材に対応し、「干された」ことは否定している。

 そして民放キー局の内部からも「干されてはいない」と困惑の声が漏れているという。番組制作の関係者は「中田敦彦さんの公式サイトを見てください」と言う。

 指示に従うとトップページには「REGULAR」として、以下の7番組が列挙されている。そのまま引用しよう。

【1】「火曜サプライズ」(日本テレビ系列:毎週火曜・午後7時~午後7時56分)

【2】「私の働き方~乃木坂46のダブルワーク体験!~」(フジテレビ系列:毎週火曜・午後11時半~午後11時40分)

【3】「オールナイトニッポンpremium」(ニッポン放送:毎週水曜・午後6時~午後8時半)

【4】「爆報! THE フライデー」(TBS系列:毎週金曜・午後7時~午後8時)

【5】「PS純金」(中京テレビ:毎週金曜・午後7時~午後7時56分)

【6】「特捜警察ジャンポリス」(テレビ東京系列:毎週土曜・午前10時~午前10時半)

【7】「らじらー!サンデー」(NHKラジオ第1放送:毎週日曜・午後8時5分~午後11時)

妻・福田萌の“擁護”もピント外れ?

「オリエンタルラジオとしてのレギュラー出演を含めると、中田さんは依然として7本のレギュラー番組を持っています。これを『干されている』と形容するのは、少なくともテレビ業界に関わる者としては、無理があると言わざるを得ません」(番組制作の関係者)

 では、なぜ「ビビット」と「ヒルナンデス!」の出演が終わってしまったのか。番組制作の関係者は「はっきり言えば、中田さんがつまらないからです。使いづらくなってきたのが根本的な理由でしょう」と一刀両断する。

「中田さんはデビュー1年目から大ブレイクを果たします。その頃から『生意気』、『高飛車』、『天狗』と有名でした。消えそうで消えず、お笑いの世界で持ちこたえますが、慶應大学の経済学部を卒業しているという学歴を利用し、近年はコメンテーターの世界に飛び込んで注目を集めていました」

 だが、視聴者ならご存じだろうが、中田の発言はどんどん辛辣な内容になっていた。

「戸惑っておられる視聴者も、少なくなかったのではないでしょうか。もちろん番組スタッフも、使いづらさを感じていきます。そして、コメンテーターとして番組で発言したものではありませんが、中田さんの辛辣さが遺憾なく発揮されたのが、松本さんに対する言及だったわけです。あれも『大先輩に噛みつくなんて、中田は元気がいい』と快哉を叫んだ人は皆無だったでしょう。大半はドン引きしたと思います」(同・番組制作の関係者)

 要するにテレビ業界のタブーに触れたとか、そんな大げさな話ではないのだ。近年の中田は、テレビの視聴者から人気を得られず、テレビの作り手からも信頼を失っていた。そこで「ビビッド」と「ヒルナンデス!」は更新の時期を迎え、落ち目の中田を切った。それだけの話だ。2番組の“卒業”は“リストラ”と表現したほうが正確かもしれない。

 そして妻の福田萌は、夫である中田が「干されていない。仕事を整理しただけだ」と週刊女性の取材に答えたにもかかわらず、10月10日に Twitterで、以下のように呟いた。

《夫の中田敦彦がテレビ干されたとお騒がせしていますが、もし仮に彼を干した人物がいるのなら、それは紛れもなく“私”です。(編集部註:改行略)「ワークライフバランスは!?」「子育て手伝え!!」と言い続けた結果、このようになってしまいました。そのことについてお詫び申し上げます》

 先の番組制作の関係者は、「これもピントがずれています」と苦笑する。

「別に奥さんが仕事をセーブさせたり、子育て参加を求めたりしたことが原因で、中田さんの人気が落ちたわけではありません。彼の人気が落ちたのは、あくまでも彼の責任です。ピント外れの擁護は、さらなる炎上を招くだけで、実際にそうなっています。ご主人が面白くないからクビになったと再認識すれば、あんな冗談みたいなツイートは行わなかったでしょう」

 10月10日、「中田敦彦のオールナイトニッポンPremium」で、自身が手掛けた「定価1万円を超える『幸福洗脳』 Tシャツ」がバカ売れしたことを発表した。

「先週1日分の儲けは、先輩方のギャラ半年分を上回った」と豪語、やはり視聴者の顰蹙を買った。ここまで徹底していると、露悪的に汚れ役を演じているのかもしれない。

 久米宏(74)は17年9月に上梓した『久米宏です。 ニュースステーションはザ・ベストテンだった』(世界文化社)の中で、「6割の視聴者に嫌われ、4割の視聴者からは好感を得られるのが最も注目度が高い」と判断、アナウンサーとして意識的にキャラクターを作りあげていたことを明かした。

 この証言を援用すれば、果たして中田・福田夫妻は、何割の視聴者に嫌われ、何割の視聴者に好かれているのだろうか……?

週刊新潮WEB取材班

2018年10月19日掲載

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