「NMB48」新曲MVの舞台は「創価大学」 池田大作名誉会長もニンマリ?

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 NMB48の新曲「僕だって泣いちゃうよ」のミュージックビデオが9月25日にYouTubeで公開された。10月1日現在の再生回数は127万回と悪くないペースで、ファン目線では、卒業を発表している山本彩(25)の最後の楽曲というのが注目ポイントだとか。もっとも、別の視点からも、このMVは注目されていて……。

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“さや姉”の愛称で知られたグループのエース・山本の卒業曲ということで、「僕だって~」のMVは、彼女のこれまでの歩みを振り返る映像がところどころに挿入される構成となっている。同時に「僕だって~泣いちゃうよ~♪」のサビにあわせて披露されるのが、山本を中心に据えたパフォーマンスだ。地面と背景がカラフルに彩られた屋外で、歌って踊るNMBのメンバーたち……。画面の中央には噴水、背後にはギリシア建築を思わせる柱が並ぶ建物が確認できる。

「事前のリーク通りに、創価大学で撮影されたのは間違いないようですね」

 と明かすのは、グループのファンのひとり。

「実は9月上旬の時点で、在学生と思しき人物の『うちの大学でNMBの撮影してる』という投稿がTwitterにあり、セットの写真が勝手にアップされていたんです。その際の写真と今回公開されたビデオとで検証すると、どうやらキャンパス内の『池田記念講堂』が現場みたいです」

 東京・八王子市にある創価大学は、創価学会名誉会長の池田大作氏によって設立された。HPには〈創価教育の理念を実現するため1971年に創価大学は創立されました〉とあることからも分かるとおり、いわゆる“学会系”の大学だ。在学生=信者、というわけでは必ずしもないが、やはり多くは信者ないしその家庭の子といわれている。

 先ほど、NMBのセットを「地面と背景はカラフル」と書いたが、教団おなじみの“青・黄・赤”ではないのであしからず。建物の上部にある創価大のシンボルマークもMV内では消されており、創価色を前面に押し出している、というわけではない。

「とはいえ、卒業シングルという大事なMVで創価大が選ばれているんですよ? もしかしてさや姉は……という声はあります」(先のファン)

キムタクドラマでも登場

 だが、どうやらファンたちの間で流布する噂は、単なる推測に過ぎないようである。実は創価大、ドラマや映画などでは定番のロケ地で、先の大学HPにはわざわざそれを報告するページもあるのだ。

なかでも2018年はひっぱりだこで、

・「Re:Mind」Netflixスピンオフ特別編(テレビ東京)
・「99.9-刑事専門弁護士-SEASONII」(TBS)
・「トドメの接吻」(日本テレビ)
・「七つの遺伝子 オーファンブラック」(フジテレビ)
・「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日)
・「ブラックペアン」(TBS)
・「花のち晴れ」(TBS)

 と、キー局すべてのドラマで創価大の施設が登場している。さる制作会社の関係者は、“人気”の理由をこう分析する。

「使いやすいロケ地の条件は主に3つ。通行人の管理が自在にできるところ、撮影内容に制限がないところ、撮影実績があって撮影慣れしているところ、です。商業施設に比べれば、大学のキャンパスは通行人の管理が楽ですし、街中のように各所に撮影許可を取らなくて済む。創価大の場合、少し美術の手を加えれば『会社』や『役所』として見せられる校舎のレイアウトも使いやすいのだと思います。これだけ実績があるとなれば、おそらく大学側もクルーの受け入れ体制ができていて、選ばれやすいのでは」

 今回のNMBのMVも、こうした流れに乗った、ということなのだろう。とはいえ“顔”だった山本の卒業で、人気低下が心配されるグループである。いっそこれを機に、アチラの動員力に頼ってみても?

週刊新潮WEB取材班

2018年10月1日掲載

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