「木梨憲武」命名馬「ゴータイミング」がデビュー戦で勝利 芸能界は空前の競馬ブーム

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高峰三枝子も馬主だった

 実は「キタサンブラック」の北島三郎以前からも、馬主となる芸能人はいた。

「古くは春日八郎(1924〜1991)、萬屋錦之介(1932〜1997)、高峰三枝子(1918〜1990)らがそのハシリといわれます。なかでも高峰さんの『スウヰイスー』(共同所有)は中央競馬牝馬クラシック2冠を制した初の馬でした。近年では萩本欽一(77)と前川清(70)が共同所有した『アンブラスモア』(馬主名義は萩本企画)は、99年の小倉記念を制覇。前川はその後も、社台ファームと共同所有した『コイウタ』(名義は前川企画)で07年のG1ヴィクトリアマイルを制しました。小林薫(67)の『ブルーリッジリバー』は02年の桜花賞で2着に入っています。陣内孝則(60)は“馬主として2億円くらい稼いだ”“それでやめられなくなった”とテレビで明かしたことがありますね。また、元大リーガーの佐々木主浩(50)の『ヴィルシーナ』はヴィクトリアマイルの13年と14年を連続で取っています。その佐々木こそ、元々は名付け親に過ぎなかったんですけどね」(競馬担当記者)

 それはまだ、彼が横浜ベイスターズで“ハマの大魔神”と呼ばれていた頃に遡る。

「98年にデビューした『リリーフドラマー』の名付け親になったんです。佐々木も元々競馬好きですが、これもまた競馬好きで仲の良いTOKIOの松岡昌宏(41)と、遊びで競走馬の名前を考えていたんだそうです。すると自分のリリーフと、松岡のパートであるドラムを組み合わせた名前を思いついた。いい名前だと、知り合いのオーナーに頼み込んで承諾してもらったのが始まりだそうです。結局、リリーフドラマーのデビューは惨敗したんですが、いまや佐々木は馬主として名が通っているほどですからね」(同)

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