再放送で話題の「東京ラブストーリー」、注目は織田・保奈美ではなく“元学園祭の女王”

エンタメ2018年9月27日掲載

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 10月8日にスタートする月9「SUITS/スーツ」(フジテレビ系)で織田裕二(50)と鈴木保奈美(52)が大ヒットドラマ「東京ラブストーリー」(同前)以来、27年ぶりの共演――。

 というわけでフジは、関東ローカルではあるものの「東京ラブストーリー」の再放送を始めたのだが、話題になっているのはこの2人ではないようだ。

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 1991年に放送された月9「東京ラブストーリー」は平均視聴率22.9%(ビデオリサーチ調べ・関東地区、以下同じ)、最終回には32.3%を叩き出した大ヒットドラマ。まだ初々しさの残る鈴木保奈美のセリフ「カーンチ!セックスしよっ!」は衝撃的だった。

 だからといって、物心ついたときから携帯電話が当たり前の世代には、連絡がつかないためにすれ違いでヤキモキ……という感覚は伝わらないようだ。再放送の視聴率は2~3%という状態が続いている。

 もっとも、バラエティ業界内では、この再放送が別の意味で注目されているという。

「千堂あきほ(49)です。当時は“学園祭の女王”と呼ばれ、『東京ラブストーリー』では資産家の令嬢で、江口洋介(50)と医大の同級生役。そこに高校で一緒だった織田と有森也実(50)、さらに織田の同僚の保奈美が絡み合って……というドラマで、最終的に千堂は江口と結ばれるという役どころでしたね。彼女はその後も『愛さずにいられない』(日本テレビ系)、『振り返れば奴がいる』(フジ系)などのヒットドラマに立て続けに出演。同時に『オールナイトフジ』(同前)の司会やクイズバラエティ『マジカル頭脳パワー!!』(日テレ系)では回答者、『歌謡びんびんハウス』(テレビ朝日系)では、笑福亭鶴瓶(66)のアシスタントなどもこなしていました。ロングソバージュに肩パッド付きスーツの印象が強く、平野ノラ(39)演じるバブル時代そのもの。でも、業界内では美人で“できる子”として評価が高かった。あらためて再放送を見て『やっぱり綺麗だよなあ、頭も良かったし』という声が高まっています」(50代民放プロデューサー)

所属事務所から盗聴、ビラまき

 千堂はいま、北海道で主婦、2児の母、そしてタレントとしても活動を続けている。マルチタレントとして一世を風靡した彼女が、その姿を消したのは99年のことだった。

「当時、所属していた事務所の社長とマネージャーが、彼女の交際相手などを中傷するビラを撒き、彼女の部屋に盗聴器まで仕掛けていたことが発覚。社長とマネージャーは名誉毀損などで逮捕されました。社長は証拠不十分で釈放されますが、マネージャーは『男性との交際をやめさせ、マネージャーとしても収入を守ろうとした。身勝手な行動で情状酌量の余地はない』と、懲役1年6月、執行猶予4年が下されました。千堂さんは、身内からの仕打ちに相当落ち込んでしまったようで、『東京を引き払って地方で母と一緒に暮らす』とまで言っていましたね」(当時を知る芸能記者)

 活動拠点を地元関西に移し、当時交際していたダイビングインストラクターの彼と結婚したのが2001年。6年余りの不妊治療を経て長女を出産したのが39才の時。さらに11年には家族揃って、夫の実家である北海道に移住する。

「現在は北海道文化放送(UHB)の夕方の情報番組『みんなのテレビ』でレギュラーを務めたり、健康にまつわる講演なども行っているようです。最近になって、東京のテレビにも顔を出すようになってきていますね。16年には『5時に夢中!』(TOKYO MX)に出演し、ミッツ・マングローブ(43)と中尾ミエ(72)の間に納まりながらも、かつてと変わらぬハキハキとした受け答えをしていました。昨年(17年)には『クイズ☆スター名鑑』(TBS系)の最終回に登場し、平野ノラの物真似をするという無茶ブリにもしっかり応えていましたね。『今日は本物のバブル期を経験した私が、みんなにバブルを教えてあげるわ!』とかいって、ノラのキャラを演じたんです。バラエティ力も衰えていませんし、もうすぐ50歳とは思えないほど綺麗ですよ」(同)

 だからこそ、バラエティ番組スタッフからの視線が熱いというのだ。

「再放送をきっかけにオファーに拍車がかかるでしょう。自分の役割をきっちりこなす頭の良さはもとより、今の彼女には引き出しが多い。それが、今だから言える昔話を赤裸々に告白する、今時のバラエティにはうってつけです。学園祭話、バブル話、バブル時代の芸能界秘話、盗聴事件、不妊治療、さらにママタレとしてもやっていける。今秋以降、バラエティやドラマにも声がかかることが予想されます。千堂あきほに再ブームが来るかもしれません」(民放プロデューサー)

 彼女の復活は楽しみだ。が、注目がそっちばかりで、肝心の織田裕二と鈴木保奈美の新ドラマは大丈夫だろうか?

週刊新潮WEB取材班