7月に死去「浅利慶太」氏、28歳年下の未亡人が相続する遺産は30億円以上!?

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「お別れの会」は18日

 劇団四季の元団員は「土地よりも、『四季株式会社』の株式のほうが、資産価値は高いでしょう」と指摘する。

「劇団の創業メンバーの一人だった浅利先生は、四季の株式を5万6000株所有していました。昨年までに個人名義の株は全て、劇団四季と関係の深い財団法人に売却しています。劇団四季の株は非上場ですが、数年前に第三者割当増資を行った際には、1株約5〜6万円で売買されました。1株5万円で計算すれば約28億円、6万円なら約33.6億円となります」

 浅利は2003年に女優の野村玲子(57)と結婚した。過去2度の離婚歴があるが、その2人の元妻も既に他界しており、子供はいない。35億円を超えるという浅利の遺産は、野村が相続する可能性が高い。

 その野村だが、9月7日から12日まで、東京・浜松町の自由劇場で「アンドロマック」の追悼公演を果たした。浅利は5月に役者のオーディションを行い、その後に体調が悪化。車椅子で稽古場に通うことを目指していたが、その願いは遂に叶わなかった。

 多額の遺産を元に財団法人などが設立され、演劇界のさらなる発展のために資金が活用される可能性もある。浅利演出事務所に取材を依頼すると、担当者から文書で以下のような回答があった。

「そんなに大きな金額にはならないと思いますが、いずれにいたしましても野村は浅利の遺してくれた作品や方法論などを受け継ぎ、浅利の思いを次に繋げていくために使いたいと申しております」

 浅利の“意思”は次世代に引き継がれていく。「お別れの会」は18日、帝国ホテルの「孔雀の間」で開かれる。午後1時からセレモニー。一般献花も受け付けるという。

週刊新潮WEB取材班

2018年9月18日掲載

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