石破茂、“裏切り者”扱いに反論 総裁選めぐる安倍陣営の“殲滅作戦”への対抗手段は…

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余裕の笑みで…

 殲滅を狙うべく攻勢に出る安倍陣営。肝心要のキャッチフレーズで躓(つまず)き、守勢に回っている感じが否めない石破陣営。ところが「戦い方」はその真逆で、石破陣営関係者はこう嘆く。

「石破さんは総理との直接討論で巻き返しを図る考えですが、安倍さんがそれに乗ろうとしない。14日間の選挙期間のうち、9月10日から14日の5日間は『総理外遊』で事実上の休戦となる。安倍さんが11日から13日までロシアでの『東方経済フォーラム』に参加するためですが、フォーラムの前後1日まで休戦とは納得いかない。結局、安倍さんは石破さんとの討論を避けようとしているんですよ」

 その理由のひとつは、

「国会での答弁を見てお分かりの通り、総理は挑発に乗りやすい。わざわざ石破さんに『得点』のチャンスを与える必要はない」(全国紙の官邸担当記者)

 そしてもうひとつは、

「安倍総理は近しい人に『オレと彼(石破氏)が対等に並び立つのはおかしい』と説明しています。つまり、総理の自分と無役の石破さんでは、格が違うというわけです」(大手メディアの政治部デスク)

 建前はさておき、本音では「格下」の石破氏と討論することすらイヤ。それほど、安倍総理は石破氏を毛嫌いしているようなのだ。

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