原辰徳の“ゴルフ”の腕前に絶賛集まる シニア参戦

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「プロ野球選手のゴルフ上手」とは、昔から言われていることである。かのジャンボ尾崎は、西鉄ライオンズの投手・野手を辞めてプロゴルファーに転身し、大成功を収めたし、西武や巨人で活躍したデーブ大久保も、引退後に一時プロゴルファーに転向した。

 現役・引退を含めたそんなプロ野球選手の中で「抜群にゴルフが上手い」と評判なのが、巨人前監督の原辰徳氏だ。7月22日に60歳を迎えたばかりだが、先頃、「熊本・阿蘇シニアオープン」(7月28日~29日)で、アマチュア枠での参戦ながら、シニアツアーデビュー。2日間で通算1オーバー、117人中59位タイで大会を終えたが、パー4の1番ミドルホールではイーグルを奪い、さらには同組で回ったプロたちを度々オーバードライブするなど、驚愕の腕前を披露。PGA会長の倉本昌弘プロも「(ツアーで)戦える」と絶賛した。

 現役時代からゴルフを趣味としてきた原氏のベストスコアは「66」。ドライバーの飛距離は平均280ヤードで、メンバーコースの大会でもクラブチャンピオンに輝いている。

 で、俄然注目されるのが、BSジャパンの中継も入る8月17日〜19日の「ファンケルクラシック」(静岡・裾野CC)。シニアの猛者たちも「原さんにだけは負けないように」と、手ぐすね引いて待つ。

「7月23日に行われた記者会見で原さんは、同じ大会に出場する63歳の中嶋常幸プロを引き合いに出して、“同世代のヒーローと同じ土俵で戦えることに喜びを感じている”と、やる気満々でした」(スポーツ紙記者)

 原氏と肩を並べるほどのゴルフの実力の持ち主と言われる野球解説者・平松政次(まさじ)氏もエールを送る。

「とにかく球界ではピカイチの上手さ。飛距離が出るだけでなくボールを曲げることが少ないので、ショットが安定している。プロ相手に甘くはないと思いますが、頑張って欲しい」

“加齢”なる転身となるか、還暦の“若大将”!

週刊新潮 2018年8月9日号掲載

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