あの「内柴正人」がキルギス柔道の総監督になれたワケ 関係者が語る

スポーツ週刊新潮 2018年8月9日号掲載

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 再起を懸けた旅立ちに水を差すつもりはないが、それでもやっぱり心配だ。昨年まで準強姦罪で服役していた柔道・五輪メダリストの内柴正人(40)が、なぜか、中央アジア・キルギス共和国の柔道連盟総監督に就任した。女の園ともいえる女子柔道部のコーチ時代に問題を起こしただけに、新天地でも、ひょっとしてハーレム!?

 内柴がキルギスに向けて出発したのは、7月29日のこと。“事件発生”から実に7年にして、ようやく柔道界への復帰である。

 スポーツ紙記者によれば、

「2011年9月、当時、九州看護福祉大の女子柔道部のコーチだった内柴は、教え子だった10代の部員に酒を飲ませ、性的暴行を働き逮捕されました。裁判では、一貫して相手とは“合意の上だった”と主張しましたが、結局、懲役5年の実刑判決が下されたのです」

 昨年9月に仮出所してからは、柔術に転向し地元熊本で働きながら練習を開始。

 内柴の所属していた神奈川県にある柔術道場「ALAVANCA」の代表・山田重孝氏が言う。

「金メダルを獲ったほどですから、手助けできないかと月に1度の面会に行っていました。そこで柔術を勧めると本人も次第に興味を持ち、出所後に始めることになったのです」

 12月の刑期満了までは、1週間単位の外出許可を取り、熊本から神奈川まで練習に通った。

「やはりセンスは抜群。教えたことはすぐにでき、他の練習生とはまるで違っていました」(同)

 さっそく11月には柔術のアマチュア大会に参加し、2階級で優勝。刑期が明けてからは山田氏の元で本格的に柔術に励んでいた。それがなぜ、突然、キルギスに、しかも柔道監督なのか。

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