初優勝「御嶽海」ママの仕事はスナック経営 ご本人語る

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 名古屋場所で優勝した関脇、御嶽海(みたけうみ)(25)。千秋楽を終えて金屏風を背に大盃を飲み干すお約束の場面で、注がれた酒の重さに耐えかね、上半身がガクガク震えだした。

「ちょっと待って! 重たいって!」

 そう叫んで満座の笑いを誘う。天真爛漫さが身上だ。

 平成生まれの日本人力士として初の優勝だの、出羽海部屋では50回目の賜杯だの、いろんな話題をまいている。出身は長野県で、父・春男さん(69)は建設会社の社長さん。こうして祝賀会場にかけつけた母・マルガリータさん(48)はフィリピンが母国で、先代の出羽海親方(元鷲羽山)を挟んで息子と手を握りあう姿はとっても若々しい。

 なんでもスナックのママをなさっているそうで、

「優勝して感動してます。今もまだ、嬉しいの気持ちいっぱいです」

 完璧に流暢とまでは言えない日本語を操るマルガリータさんに訊くと、

「お店は去年の12月から始めました。木曽町にある『ナイト・イン・マルガリータ』というスナックです。35人くらい入りますよ」

 そう熱心に教えてくださる。

「日本人とフィリピン人のお手伝いの女の子が4人います。料理は出さないで、お菓子とかおやつだけね。たまにママのサラダとか出すけどさ。1セット2500円で、飲み放題ですよ」

 それはともかく親子の仲は?

「本当に仲いいですよ。今でもママ、ママって呼んで。ママの料理、食べたがりますね。フィリピン料理ね、ココナツ入りのカレーとか」

 彼はお店のほうにも顔を出す?

「いちどサプライズで来たことありますね。6月ですね。2曲歌って。なんでも歌えるけど、上手ではないね」

 今後、お店はさぞにぎわうでしょう。

「繁盛すればいいんだけど、逆にお客さんでいっぱい混んでると思われて、遠慮されて、みな来ないんですよね」

 どこまでも率直で溌剌とした明るいママさんだった。

週刊新潮 2018年8月2日号掲載