あの“野球賭博事件”が巡り巡って… 巨人「窃盗解雇」騒動

野球 週刊新潮 2018年7月19日号掲載

  • ブックマーク

 野球賭博事件が記憶に新しいなか、またもや不祥事――と思ったら、2つの事件は繋がっていた。

 巨人の選手たちが野球賭博に手を染めていたことが発覚したのは2015年秋のこと。笠原将生投手ら3選手がただちに契約を解除され、翌16年春には高木京介投手が契約解除された。

「実は、チーム内にはまだ何人か疑いをかけられた選手が残っていました」

 と大手紙G番記者が囁く。

「その一人が、笠原らと親しかった某中堅投手です」

 14年に1軍で大活躍したが、事件後は一転、球団の“獅子身中の虫”になっていたという。

 そんな彼を体よく追い出すために、16年オフ、巨人は交換トレードを敢行した。相手は楽天の22歳の内野手。1軍未経験で明らかに不釣り合いなトレードだったが、

「巨人側は“相手は誰でもいい。とにかく厄介払いができてよかった”と胸を撫で下ろしていました」(同)

 だが、そこには思いもよらない罠があった。

 楽天の方も、その内野手を厄介払いしたかったのだ。

「“手癖が悪い”と噂が立っていた選手でして……」

 とは楽天番記者。

「巨人はきちんと調査していなかったみたいですね。わかってたらタダでも欲しくない選手ですよ」

 7月7日、巨人は以下のように発表した。

〈読売巨人軍は7日、柿澤貴裕選手との支配下選手契約を解除しました。

 柿澤選手は今年5月から6月にかけ、読売ジャイアンツ球場の選手ロッカー室から同僚選手らの野球用具約110点を盗み出し、中古ブランド品買取専門店に売却する不正を行っていたことが当球団の調査で判明しました(以下略)〉

 翌8日、柿澤は神奈川県警に窃盗容疑で逮捕された。

 盗むのは塁だけにせよ、G戦士。