「スマブラではピカチュウ使い」 ゲーム実況者へ転身の平岩康佑アナが語るゲーム愛

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ライトユーザーにも

 eスポーツをめぐる日本の現状は、日本テレビがプロチームを設立するなどポジティブな動きがある一方、日本オリンピック委員会(JOC)が選手の存在を認めないという問題もある。今年8月からインドネシアで開催されるアジア競技大会には「ウイニングイレブン」と「Hearthstone(ハースストーン)」の日本代表が出場するが、JOCは滞在費を支払わず、選手は開会式や閉会式に出席できない恐れがある。

「僕が朝日放送を辞めてゲーム実況の会社を起こすとなった時にも、年齢が上の人ほど反対していました。ゲームに対する意識の違いはやはりあります。でも、それは若い世代からどんどん変わっていっていて、今は3、40代で家に『プレステ4』があるという人は珍しくありません。熱心なゲーマーではない、ライトユーザーの方もeスポーツを通じてもっとゲームを好きになってもらいたい。いま僕の会社では、所属する実況者を募集しているところで、現役のアナウンサーや声優さんなど、100名近い応募が来ています。盛り上がりつつあるいい雰囲気ですから、全員で応援、できることはぜんぶやりたいと思っています」

 そんな平岩氏はいま、祖母と2人暮らしをしている。会社「ODYSSEY」の所在地もそこに置いた。そう、かつて平岩少年がゲームを遊ぶために通ったあの家で、現在はゲームの仕事をしているのである。

週刊新潮WEB取材班

2018年7月21日掲載

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