「W杯」賭博事情 トトカルチョで「ベルギー戦日本勝利」に20万円賭けてみた

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 W杯ポーランド戦で日本代表が見せたあのプレーに対し、韓国メディアは【ボールを回しずるずる「フェアプレーの行方不明」】などと批判する。1次リーグのファウル数“最多国”にフェアプレーで云々される謂われはないが、京郷新聞は、日本の指揮官をこうも評している。

「西野はスポーツではなく、危険な賭博を敢行した。賭博には成功したがスポーツとしては敗北した。何より全世界のサッカーファンの人心を失ったのだ」

 実際、監督は単に祈っただけなのだが、ともあれ「週刊新潮」では危険ではない賭博、トトカルチョにチャレンジしてみたのである。

 ラドブロークスやウィリアムヒルという双璧の他、大小のブックメーカーが15程度あり、ウェブからクレジットカードやビットコインを使って参戦できる。

 ウィリアムヒルのオッズを見てみると、【日本勝利】に賭けられるのみならず、かなり細分化されたものになっている。〈ベルギーが1対0で勝利〉なら5・8倍、同じく〈2対0〉は5・5倍、〈9対0〉で151倍。逆に〈日本が1対0で勝利〉なら17倍、〈2対1〉は23倍。〈5対0〉なら151倍だった。

 加えて、「誰が最初(あるいは最後)の得点者となるか」にもベット可能で、敵のエースストライカーだと3・8倍で、半端ない我らが大迫勇也の場合は11倍だ。

 そして、もっと込み入った賭け方もできる。「ダブル・リザルト」と言って、展開を読むものだ。〈前半ベルギーがリードでも最後に日本が勝つ〉というパターンだと46倍。〈ベルギー先制でそのまま勝つ〉は1・95倍。なんとも夢がない数字だが世界の評価である。〈日本が先制するもベルギーに逆転負けする〉は26倍前後で推移していた。

 最終的に、日本が【1対0】と【2対1】で勝利、そして【大迫が最初のゴールゲッターとなる】、【司令塔の柴崎岳が点を取って日本が2対0で勝利】(201倍)に各5万円、計20万円を投じたのだった。

 柴崎(26)が先制ゴールをアシストし、その後2対1となった時間帯に、本誌としては色めきたったのも束の間――ご存じのとおり、残念な結果に終わった。

週刊新潮 2018年7月12日号掲載

特集「W杯『日本は醜い』と嘲った『韓国サッカー』」より

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