幸福の科学「大川隆法」総裁 死刑執行後に「麻原彰晃」の霊を呼び出す

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「ポアするぞ」

 以下は、大川総裁(麻原)と、それに質問をぶつける3人の幹部との問答の様子を、参拝者の証言を元に再現したものである。

幸福幹部:いまの心境は?

麻原の霊言:逮捕から23年経ったし、死刑判決が出てから12年か。毎日「いつ来るか」と思っておった。たくさんの人をポアしてきたから、ワシがポアされても当然。死んだという自覚はある。死刑囚が刑を執行されたってことだから。

幸福幹部:死刑を受け入れている? やむをえない?

麻原の霊言:やむをえないことはない。強い者が勝ち、弱い者が敗れる。警察を倒せなかった。ルパンみたいに警察をキリキリ舞いさせることをやってみたかった。警視庁を狙いたかったから、サリンは桜田門の出勤時間を狙って、一矢報いた。

幸福幹部:巻き添えで亡くなった人へのお言葉は?

麻原の霊言:良いことなんじゃない。真理を気づかないで金儲けにはげんでいた人間が、あの世に行って功徳が生まれた。

 先の参拝者によれば、「霊言は全体を通し、“間違った考えを持つ麻原を、幸福側が糾弾する”という構成です」という。

 あちらの信者が聞いたら激怒必至の内容だが、このほかにも、「行く所がないんだ。ここ(幸福)に住ませてくれたらありがたい。ライバルを祀るのもいいんじゃない」、「年寄で弱いんだ。年寄を大切にしないとポアするぞ」なんて台詞も大川総裁(麻原)の口から飛び出した。

 途中で、語り部が弟子に交代。大川総裁の身体から、弟子の身体に麻原の霊が移動する。

「あとで施設の人に訊いたら、最近は弟子の身体に霊を入れるスタイルが多いそうです。理由を尋ねると、体力的な問題と、あとは悪い霊を入れ続けないようにするためだそうです」(同・参拝者)

「尊師と呼べ」

 こちらの弟子の麻原は、

「一連の事件は部下が暴走しただけ。『ポアしろ』と命じただけで『殺せ』とは言っていない。死刑にするのはおかしい」

 と、先ほどとやや死刑に対する意識の違いを感じさせる。「麻原さん」と呼びかけた幹部に「尊師と呼べ」と怒るケンカ腰な一面も。対する幸福側も、有名な麻原の“空中浮遊”写真を持ち出して応戦する。

幸福幹部:実際はピョンピョン飛んでいるだけ。

麻原の霊言:そんなに下半身鍛えとらんよ。

幸福幹部:座布団を重ねて飛び降りているだけ。

麻原の霊言:君らだってこうして霊言やって、(信者に)信じさせているじゃないか。

――「見ていてヒヤヒヤした」(参拝客)というほどの、まさかのストレートな幸福批判。

幸福幹部:オウムは薬物で幻覚を見せ、24時間強制的に説話テープを聞かせ、信者をコントロールさせていた。

麻原の霊言:おたくもカセットテープ聞かせているだろう。

幸福幹部:本という選択肢もある。

麻原の霊言:ああ、そうなんだ。

――この後、「強制捜査がなかったら、ヘリを調達して東京上空からサリンを撒いてやろうと思っていた」という恐ろしい計画があったことが“本人”の口から明かされる。

麻原の霊言:今ならドローンとかあるけど。

 そして壇上の幸福幹部のひとりは、当時、上九一色村に張り込み、ロシアのヘリを見たとこれを裏付ける証言をする。やや劣勢気味の幸福だが、先の「仮谷さん拉致殺害事件」での功績を持ち出し、

幸福幹部:あなたは逮捕状、こっちは感謝状。

 と、当時、警視庁から送られたという「感謝状」のコピーを持ち出してPR。

麻原の霊言:オウムと幸福は違うと見せるため、そんな自慢をしているんだ。

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