乱痴気「W杯」場外戦 ブランド品から風俗まで便乗セール、痴漢スリ出没の渋谷交差点…

国内 社会 週刊新潮 2018年7月5日号掲載

  • ブックマーク

 サッカーW杯ロシア大会で世間に知られることとなった〈大迫半端ないって〉のフレーズだが、もとは2009年の全国高校サッカー選手権大会で、大迫勇也選手と対戦したチームの中西隆裕氏が口にしたフレーズである。現在、中西氏は三井住友銀行に勤務。同行の関係者によれば、本人はW杯の乱痴気騒ぎが静まるのを待っているというのだが……。

 ***

 だが、当事者の困惑を他所(よそ)に、巷では“便乗セール”が止まらない。

 かの高級バッグブランド「COACH」の専門通販サイト「CCGL(コチガル)」では、購入を申し込む際、備考欄に〈大迫半端ない!〉と書けば、2割引き。W杯終了まで続けると、サイトの運営会社の大山輝晃社長はこう胸を張る。

「キャンペーン以降、売り上げは通常と比べて1・5倍に増えました。私は大阪人ですから、常に何か商いに繋げられないかと思っている方ですが、前回のW杯では思いつかなかった。それだけ今回は“大迫半端ない”という言葉が強いんです」

 同じ大阪では、〈半端ない〉と呟けば割引きになる大衆食堂などもあるが、大迫選手の地元・鹿児島も負けてはいない。故郷の南さつま市では、地元スーパーがW杯観戦に必須のビールや酒の肴になる食料品のセールを始めたが、日本代表オフィシャルパートナーであるキリンも嬉しい悲鳴だ。

「初戦でコロンビアに勝利したことで、一気に盛り上がり出荷量は前年比で2割以上も伸びました。第2戦のセネガル戦でも、『一番搾り』が約3割増し、『のどごし』が約2割伸びた。この値は、GWなど大型連休で、多くの方が自宅などで寛ぎながらビールを飲む時期の量に匹敵します」(広報部)

次ページ:〈痴漢とスカートめくり〉

前へ 1 2 3 次へ

[1/3ページ]