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「アル中」「精神病」は遺伝するのか 作家・橘玲氏が「不愉快な真実」を書く理由
■アル中は遺伝するのか
『残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法』『タックスヘイヴン』などのベストセラーで知られる作家、橘玲氏の『言ってはいけない 残酷すぎる真実』が、発売2カ月で25万部突破と好調な売れ行きを見せている。
ヒットの要因はタイトルの通り、通常、世間では公言しづらいような「真実」が詰まっているからだろう。
遺伝のネガティブな面について語られることは少ないが、同書では「犯罪と遺伝」「精神病と遺伝」といったテーマについても、欧米の研究などをベースに大胆に論じている。...
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「人の肉体は最後にはこうなるのだ」 死の「裏方」を知る「葬送の仕事師」たち
母は十年かけて少しずつ死んでいった。体中の機能が失われていき、やがて口を動かす機能が失われた。口が動かなければ食べられない。ある日、母のからだに直接栄養剤を送り込むための胃瘻の手術をし、その帰りがけに、中華料理屋で母のいない食卓を囲んだ。母が二度と食べることのなかった、あの餃子の味を、私は忘れることができないだろう。
あれは生きながら母を弔う通夜だった。母が少しずつ死に向かう間、私は突き動かされるようにして、濃厚に死の匂いのする現場に入り、『エンジェルフライト』で国際霊柩を、『紙つなげ!』で被災者の再生を描いた。...
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