実はヘビースモーカー、20年前からインシュリン注射… 「西城秀樹さん」が抱えていた不摂生のリスク

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 痩身のスポーツマン、激しいアクション。健康的なイメージと裏腹に西城秀樹の後半生は病との格闘だった。いったい、なぜ? 実は若いころに重ねた不摂生が、その体に大きく影を落としていた。

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 秀樹は2003年6月と11年末の2度、脳梗塞を発症している。76年から23年間、マネージャーを務めた天下井(あまがい)隆二氏は、

「秀樹さんは健康的イメージで売っていたこともあって体を鍛えていて、空き時間があればジムに通い、毎週、ニューオータニのサウナにも通っていました。その一方でお酒は飲み、タバコもセブンスターを1日3、4箱吸っていました」

 と打ち明け、続ける。

「タバコについては、ある年の正月に何人かで“今年は禁煙しよう”と決めたんですが、春にロケ先の香港から“ダメだ、イライラして吸っちゃった”と電話がありました。禁煙を1年続けた僕は、秀樹さんから700万円するダイヤの時計を贈られましたよ。自分ができないことへのリスペクトがあったのでしょう。お酒に関しては、紅白歌合戦の打ち合わせに珍しく遅刻して、“原田芳雄さん、松田優作、桃井かおりと朝まで飲んじゃって”と言ってたことがありました」

 結果として、早くから病気と無縁ではなかった。

「84年、髄液が漏れて脳圧が下がる低髄液圧症候群という病気で1カ月ほど入院し、一時は面会謝絶になるほどでした。それに、実は秀樹さんは糖尿病でした。96年か97年、秀樹さんと僕とで健康診断を受けたら2人とも血糖値が高く、僕は糖尿病と診断されて薬を処方され、秀樹さんはインシュリンで治療することに。コンサートなどで激しく動き、その後打上げなどで爆食いすると、血糖値の上がり下がりの幅が大きくなりすぎるんだそうです」

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