添乗員がとんでもガイド! 韓国発「対馬ツアー」に潜入したら……

社会週刊新潮 2018年5月17日号掲載

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消された「日本海」の文字

 船が出発すると、大型モニターに案内放送が流れ始めた。事故に遭った場合の退避方法などのあと、島でのエチケットについての説明が始まる。釣りをする時エサを撒いてはいけない、車は道路の左を走る、歩きタバコはいけない等々、これまで対馬で起こった事故やトラブルを防止するためのものなのだろう。

 約70分後、船は異国の港、「比田勝(ひたかつ)」に到着する。対馬の韓国側の玄関口だ。ターミナルを出たところに、30人乗りぐらいのバスが待機していた。これに乗り込むとツアーの出発である。

 韓国人を乗せたツアーバスは、まず、どこに向かうのだろうか。それは、島の北端・鰐浦にある「韓国展望所」だ。山の上にある展望所は、広大な海を望めるだけでなく、天気の良い日には釜山港の夜景や花火まで楽しむことが出来るという。対馬と韓国は思ったより近い。そのことにみんな驚き、納得するのだ。

 が、ここでいきなり情けないものを見てしまった。

 展望所の室内には近隣の写真や地図が展示されているのだが、地図の「日本海」の文字が消され、代わりにハングルで「ドンヘ(東海)」と書き込まれているのだ。外国まで来て、こんな落書きをするとは……。

 次の目的地は竜宮伝説が有名な和多都美(わたつみ)神社。バスの中ではガイドが対馬の紹介を始める。韓国との歴史的な関わり、風俗などについてである。旅行先の説明を受けながら旅をするのはガイド付きツアーの醍醐味だ。

 やがて、話は1419年の「対馬島征伐」に及ぶ。日本では「応永の外寇」と呼ばれているが、韓国では子供でも知っている大事件である。倭寇の被害に遭っていた朝鮮国が、その拠点である対馬に1万7000の大軍を送り攻撃したというものだ。

 だが、ガイドの説明が比較的客観的だったのはここまで。この後「トンデモ歴史」のオンパレードが待っていた。

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